第9回議員定数及び議員報酬等調査検討特別委員会結果

                    平成17年12月12日

                     5階第2会議室

                     午前10時〜11時36分

●冒頭、議員定数についての委員各位の考え方を述べることとした。その概要は下記のとおりである。

・財政状況も簡単に好転する見通しも厳しいし将来の合併を視野に入れた場合、やはり1割から2割程度の削減はやむを得ないと考えている。

・ 現状維持。その根拠は議員必携を踏まえた考え方という部分は全く変わっていない。今の栄町の状況を見ると、むしろやるべき事は沢山あるというのが現状と考えられる中、議員を削減して町がいい方向に行くのだろうかという疑問がある。今厳しい状況に向かっているので、その中で私達が精一杯の仕事をしていくことが急務ではないか。

・2名の削減で考えている。

・大前提は、議員数の多さというものが多様化・分裂化する住民の価値観、意見を表明する大きな手段になると信じている。従って、現在の18名が十分足り得るものかというと疑問は持っているし、十分に多い数だとは思っていない。しかしながら、多くの住民要望と切迫している町財政状況等を鑑みて、今は1割程度の削減は必要かなとは考えている。

・栄町の定数の流れでは、人口9千人や1万人の時にも18人であった。その後の人口増にも拘らず、増やしてはいない。上限が26で下限はないが、逆に今までが他に比較して少なかったのではないか。しかし、財政状況等に鑑みて、現行の定数でいいのではないか。

・印旛村の16名から12名に減員したことを踏まえれば、当然減らすべきなのかというふうには考えられるが、印旛村と比較してみても18人という数は決して多くはないので、現状維持。

・近隣の町の人口例をみても、そんなに多いとも思ってないが、ただ民意を反映したときにはどうなのかなという部分もある。まだ、自分の中で答えが決まらない状況である。

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 民意を調べた段階では、今のところ定数を減らせとか増やせとかの意見はまだ出ていないので、まだ時間もあるのでもっと深く調べてみたいので、早急に決めることには抵抗感もある。しかし、今決めるとなると、現状維持しかないというのが結論になる。

・報酬の問題と多少なりともリンクするわけだが、ある程度のことを考えると1割カットはすべきである。

・栄町のスタンダードを考えれば、自治法により26人でいいと思う。1万人の時から18人であるので、この定数は決して多い人数ではない。今後は地方議員の仕事も増えてくると思うので、それを踏まえれば逆に増やしてもいいのではないかと感じている。しかし、やはり財政状況を鑑み、現状維持というのが今の考えである。

・現在のところは現状維持という考えであるが、人口に応じた適正規模といった点についてその根拠がないので、まだ時間があるのでこれから色々と頭の中を整理して、近隣市町村の例を踏まえながら勉強して結果を出したい。

・委員各位の意見と聞いているとみんな最もだという思いがあり、どうするか凄く迷っている。

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 今回は現状維持とする。最大の民意の反映は選挙であるので、ここで結論付けるべきである。次回の選挙において、この定数削減を全面に押し出すことで選挙を戦い、それによって当選した人が多ければ、その次の選挙から減らせばいい。

・住民要望並びに財政状況を考慮し削減すべきである。削減数は合併も視野に入れて、4名減の14名と考えている。

・削減。町財政状況により、1割か2割と考えている。

・根拠も含め、前回と同様に現状維持。

・今の定数が機能的にもちょうどいいのではないか。しかし、財政的な問題から出て来ているわけなので、議会としてきちんとした財政分析をし、それを住民に示しながらこの定数問題を考えていきたい。現時点では現状維持。

・議員定数は地方自治法において、人口に基づいて定数割が示されている。議員定数は財政に影響されるということは自治法には記されていないので、財政状況が悪いので減らす、或いは民意が云々ということは組み入れない。民意、住民要望をより良く反映するためには、議員数は多いに越したことはない。効率等を考えて現在の定数が決定されているということは言うまでもない。しかしながら、財政状況を全く無視するわけにもいかないので、敢えて定数を増やさず現状を維持すべきであろう。

・今までの議論を聞いてみて財政状況等から考えると、やはり4名減ということを考えている。

●上記の考え方に対して、次のような趣旨の質疑応答があった。(概要)

(質)4名減というかなり思い切った削減案が出たが、その根拠を知りたい。

(答)根拠というはっきりしたものはないが、住民要望なり財政的なことを考えると、やはり2割の4名程度は思い切って削減すべきではないかと考える。

(質)何名の委員から、合併を視野に入れてというふうな意見があったが、具体的に合併はいつになると想定しているのか。

(答)栄町は現状では単独で維持していくことは困難だと思う。成田市との合併を望んでいるが、今は下総、大栄と合併を進めている段階なので、それが済んだ後、行政なり議会なりが働きかけをしなければならないと思っている。いつになるかはわからない。

(質)仮に合併を視野に入れ定数を削減した場合、合併が出来なかったら元に戻すのか。それとも、合併を視野に入れて永遠に定数を抑制し、民意の反映並びに行政の監視もできないままの状態で、定数を維持していくつもりなのか、その辺まで考えているのか。だから、合併を視野に入れるというのは根拠にならないと思うし、いつにならないかわからないもので議論はしたくはない。

(答)予算全体における議会費総額の率が大事であり、72億から59億程度に縮小されているときなので、減らさざるを得ない。この根拠から減員する数が出て来ると思う。また合併は、あくまでも首長が合併を推進しようとしているところに、議会も焦点を合わせるのは当然のことであって、視野に入れるどうのこうのというような話は、町の将来に対するスタンスとしてはおかしい発言である。

(質)首長が成田との合併を言っているから、議会が合併を前提に事を進めるというふうな意見は、それは議会として聞き捨てならない。行政と議会は向いている方向は同じであるが、それは成田との合併ではなく、栄町の財政をどうしたらいいかという点である。合併を推進させるか自立させるかは別個な議論。定数及び報酬は財政状況に合わせて、折れ線グラフみたいな形で変動させするものではない。予算総額における議会費の割合で減らすというのは、安易である。

(答)単年度での話をしているのではなく、少子化も含めランディングと50数億であろうと見通して、適正人員は何名がいいかを申し上げた。町民アンケートを見ても、議会に対する不満感、不信感を寄せいているので、そういうことを払拭するような活動内容や状況にしないと、今の18人というのは非常に厳しい。

(質)4減とする場合、委員会制度についてはどう考えているのか。

(答)7名づつの2委員会でと考えている。

(質)地方自治法において、人口規模によって決められるため、財政状況とか民意を考慮に入れて決定すべきではないと言われたが、自治法によって定数は変更することが可能である。裏を返せば変更する余地があるというふうにもとることができるが、変更する場合はどのようなものが考慮に入れられるべきと考えるのか。

(答)変更する必要はないので根拠を申し上げる必要もないが、今議論になっているのは残念ながら財政である。要は人件費を減らすためには、議会としては議員数を減らさざるを得ないというところが議論の出発点。そうであるならば、財政状況に鑑みて、現状を維持するという結論である。原理原則は財政によって議員定数が決定されないという、ここだけは踏まえていただきたい。財政は全く無視もできないが、減らすだけの根拠も見当たらない。

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意見:議員定数を減らすことは、民意を反映する機会を少なからしめることになるので、ある種逆説的な部分もある。しかし、財政状況ということは十分考慮し得るものであり、定数削減の理由になり得るのではないかという点で、減らす可能性、また必要性があるのではないかと改めて考えている。

(質)栄町民の民意は議員定数を減らすことにあると、何方か判断できるか。或いは、そのような結論は何処かで出たか。

(答)民意を正確に判断する手段は町民意識調査等によるべきであると思うが、議員の立場においては無理である。従って、議員が得る民意は、住民の方々から話を聞くということに拠らざるを得ないというのが現状である。

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 意見:仮に10人の方から出た1つの請願によって、これが民意であるというふうなことは当然下せないと思う。結局、住民の皆様から多くの意見を徴収する以外はないので、そのためには議員は多い方がいいということになる。民意というのは、定数や報酬云々ではなく、全体的にトータルとしての栄町の財政の再建だと理解することができるのではないか。財政に対し何らかの寄与するために、定数は現状維持とし、報酬も条例を変えずに時限措置とするというよいうな技術で、財政に対し議会として寄与すべきであろうという考えが、私のこの委員会としての結論である。

(質)今合併に対しどのように考えているのか。

(答)現時点では合併は政治日程に上っていない。多くの成田の住民は、下総、大栄との合併があるため、再度の合併ということは今のところは考えていないと思う。下総、大栄を遇した新しい成田をつくるために、それなりの年数を要することとなる。新成田市ができてから、再度、空港を中心とした中核都市を作ろうというふうな議論が起こってから、また近隣自治体が合併の協議に入っていくことになると思う。従って、将来的には成田と合併するからといういつになるかわからない話を前提にした議論をやりたくない。

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 意見:町長をはじめ行政がスリム化に向けて努力している。やはり成田にそういう姿勢を示さなければ、実現の可能性が低くなってくると思う。だから、議会も町民もそれに向けて努力すべきであり、努力をしないと合併は有りえないので、それを視野に入れて議員定数というものを考えていかなければならない。

●上記の意見を集約すると、「現状維持」と「削減」の2案に絞られた。この2案において本日の会議に採決するかどうかの意見を求めたところ、「2月までに決定すればいい」というものあったが、「結論を出す時期が来た」という意見を踏まえ、採決することになった。

※ 採決の結果、栄町議会議員の定数は、賛成多数により『現状を維持する』と決定した。

●採決後、委員より「3月議会で行うこの特別委員会の結果報告である委員長報告において、現在、平成18年3月末まで時限措置として行っている報酬額の削減について、それ以降の方針をこの委員会で結論を出し、先に決定した議員定数及び議員報酬額の件と抱き合わせた形で行うべきではないか」との意見が出され、委員各位から異議がなかったことから、次回の会議において審議することとした。

○次回の会議  

日 時 12月16日(金) 本会議終了後から 役場5階第2会議室

    議 題 議員報酬額の時限措置による削減について

 

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