栄町見聞録第96号 2003年8月31日発行

 

成田市から相手にされてない
弱い栄町の合併論理

 

 栄町長、栄町議会は現在のところ成田市との合併を視野に入れてはいるが、合併しないのも町づくりの一手段としている。合併する場合としない場合の二本立てで行動するのは栄町内部から見れば別に非難される事ではないが、成田市や合併を積極的に進めている市町から見ると栄町の合併論理は消極的に見られる。

 栄町は成田市周辺で一番大きな町だが、大野町長は成田周辺地域では中心的存在になっていない。何故か。

 平成14年12月15日に最初の「成田地域任意合併検討協議会」が開催。この会の会長に成田市長、副会長に富里市長・神崎町長・横芝町長、監事には下総町長と多古町議会議長が選出。栄町は町としてはこの中では一番大きな町なのに栄町長は中心的存在なっていなかった。

 成田市で合併任意協議会が結成された頃、大野町長は印西市と成田市に二股をかけていた。(二股では町の意志が明確にならないと私は批判をしていた)結果的には、今年2月に印西中心の協議会からは退会し、成田市中心の協議会に入ることを選択した。

 大野町長がもしも本当に住民アンケートの結果を重視していたならば、成田市が協議会を開始した時点で成田市との合併協議のみを重視すべきだった。右見て左見て、うろうろしている間に、栄町長は成田市周辺地域の合併協議会での中心的存在を逸してしまった。

 一方、今年6月の成田市長選挙後、大野町長は成田新市長に合併協議を再開して欲しいと要望書を提出(素早い対応は私も評価)。しかしやはりその内容は合併するかも知れないしないかも知れないという内容の要望書。栄町議会も町長にならって同じような要望書を提出。以上

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合併によるメリット一例

成田周辺の議員が結集し、住民対話集会を各自治体で企画しようとしていたが、会長が突然辞任したので会の総会は延期となった。200人の議員のうち57人が出る予定であった。

8月29日成田市議会は全員協議会を開催

8月29日成田市議会は全員協議会を開催

 成田市長は自分の構想を議員に公表した。

A案成田市、下総町、大栄町

B案成田市、下総町、大栄町、芝山町

C案成田市、下総町、大栄町、芝山町、多古町

D案成田市、下総町、大栄町、多古町、

E案成田市、下総町、大栄町、芝山町、多古町、富里市

 成田市の構想には栄町など眼中にない。栄町は合併をしたがっていない町と成田市には映っているのだろう。お義理程度に成田市に合併を申し込んでも、首長にその気がなければ見すかされてしまう。栄町民の希望を叶えられない町長はどのように、町民に責任をはたすのだろうか。

(私の見解)

 

栄町は無視されている

 私は近隣市町村の議員と個人的且つ定期的な会合の機会を持っている。彼等の動向から栄町に対する評価がよく分かる。今は残念ながら成田市が合併を考える相手の中に栄町は入っていない。今、栄町はどこからも相手にされていない。

 総務省は当初、全国三千以上ある自治体を合併で千程度にしようとしていたが、ここにきて二千を下回る数になる見通しが立った。千葉県も成田市の合併を一番の目玉的存在と考えているのでどんな組み合わせ(小さな合併)でも成田市周辺地域が合併すれば県としても了解せざるを得ない状況だ。

 また成田市長が小規模合併を目指せば、規模が大きすぎると反対した成田市議会はその反対理由を失う。まして成田市の首長も議員も栄町を合併の対象外にしているし、小さな合併は栄町の孤立を意味している。

 何故それほどまでに栄町が近隣から相手にされないのか。栄町が借金が多く、貯金が少なく、財政破たんの一歩手前のような町の印象だからだ。少なくとも首長が政治的にもつながりがあれば問題ないのだが、今はそのつながりもない。隣の自治体の首長選挙で落ちた人を応援していたら、当選した側は、今度はいくら頼みにきてもそれを受け付けないだろう。首長は非常に慎重に他市町村の選挙には関与しなければならない。それを怠った首長は四面楚歌となる。そうなるのも単なる今までの結果である。

 

栄町民の対話集会

9/27ふれプラ

 

 

町長と議員の決議無視

 

8月11日 全員協議会 議会決議を無視し廃棄物減量等推進審議会に高萩議員を委嘱

判断も決断も間違っている大野町長と高萩議員

議会決議無視

 大野町長と高萩議員が揃って議会決議を無視。大野町長は自分の諮問機関・廃棄物減量等推進審議会に、高萩議員を委嘱。7ヶ月前の松島議運委員長の議員発議「議員は首長の諮問機関の委員は辞退する決議」は破られた。

 

更なる公平さをめざす議員決議

 一般的に言うと、議員は町長の行政主導に評価を下す立場。議員は首長の諮問機関の審議会には属せず、首長の提案事項に町民の立場で良い悪いを示す役目。しかし今までは首長は議会対策の一環として、反対されないように審議会等に議員を取り込んできた。  昨年12月、栄町議会は首長の諮問機関の審議会に議員参加を辞する決議を松島議員が中心となって可決した。一人でも多くの町民が町政へ参画してもらうため、また議会は町政を常に公平に評価するため町長の諮問的性格の審議会には入らないとの決議であった。町もその決議に基づき要項や条例等を改正しつつあった。

 しかし大野町長は決議を無視して、今まで何度も議会で懲罰動議をものともせず町長に噛み付いてきた共産党の議員を大野町長は取り込んだ。議会決議を破ってまで二人が結びつく理由は何か。委嘱した町長と、委嘱された議員は議会と町民に議会決議無視の理由を説明すべきである。

 

公私混同がひどすぎる町

 一ヶ月ほど前に町長は公文書で共産党の個人的な議会報告・新さかえに抗議文を送付。どこの首長も議員の私的政治活動への抗議などに公的な公文書を使わない。ISOを取得したのに何故それが分からないのか。いくら町長でも私的なものに公的方策を使用してはならない。以前、高萩議員が御主人の出張に同伴し事故にあったと5年以上も経ってから議会で問題にしたり、山田議員の個人メールを議会でとりあげたり、秋山議員の証拠もない議員控え室での発言を議会でとりあげ、そして町長は私的政治活動へ公文書を使って抗議。私の会社社長へ議会事務局長が手紙を出したり、栄町は行政も議会も公私混同がひどすぎる。

一番怒っていいはずの松島議運委員長は今回は怒らず

 

 

 決議違反、議会軽視だと共産党に毎回噛みつく松島委員長は今度の件では高萩議員のみが悪いと小声で言うだけ。町長はやることやったから問題ないと言う。左記の私の公開質問にも返答しないと議運で決めている。共産党議員だけを標的にした時の攻撃はすさまじいが、大野町長の決議無視にまで発展するとなると口をつぐむ。百十万部売れている本で言うとこれが「バカの壁」養老孟司著だそうな。自分が知りたくないことについては自主的に情報を遮断してしまう。まさに北朝鮮と同じ方法で無視する。私の公開質問状は今まで何度もこの方法で無視された。返答しないと議運で決定したその理由も添えて公式に答えてもらわねばならない。

 決議無視して委嘱した首長が、無視した議員に支払う報償金は年6千円。小額でもこのような形で税金が使われるのは町民にとって非常に不愉快。来年3月決算時に共産党ならこれを決      算反対理由にすべきだ。

 政治は政治家の信念と一般大衆の行動で成り立つことを忘れてはならない。

 

公開質問状

 

                        平成15年8月14日

栄町議会議長 篠崎昭太郎 様

議会運営委員長 松島一夫 様

                     栄町議会議員 野田泰博

(公開質問状)

高萩議員の議会議決無視までの経緯公開依頼または抗議文送付依頼の件

 

 8月11日の全員協議会にて議題にあがった高萩議員が廃棄物減量等推進審議会委員となる件につき議長と議会運営委員長にご質問いたします。

 平成14年12月定例議会にて議会議決した「執行機関の附属機関等の委員への就任を制限する決議」は栄町議会議決の中でも非常にすぐれた議決であると評価しておりました。 その主旨は『附属機関等は、とりもなおさず執行機関の諮問的な性格を持つため政策立案の過程に参加することになり、執行機関の執行機能の一部をなすものであるので、執行機関と議決機関の機能及び権限の分立の趣旨から鑑みれば、適当ではない』として、『法令等に定めがある場合その他特別の事情があると議長が認めたときは、この限りでない』、『本決議にあたり、この実効性を確保するため、附属機関等の委員選任への配慮及び現行条例等の改正等について、執行機関に対し協力を求めるものとする』などが盛り込まれた決議でありました。

 大野町長は『栄町廃棄物減量等推進員制度設置要綱』を定め、推進員は、町長が次の各号に定める者から委嘱する。(1)ごみ問題に理解があり、比較的時間にゆとりのある者、(2)地域住民のリーダーとして活動できる者、などが規程され、委嘱の取消については、第5条にて、『町長は、推進員が次の各号のいずれかに該当するときは、委嘱を取り消すことができる。(1)辞退を申出たとき、(4)その他町長が必要と認めるとき』とあります。

 議会議決を重んじれば、高萩議員は辞退すべきであります。また同じく大野町長が適切な判断をなされば、今回の高萩議員の委員は委嘱されなかったと思います。しかし事態は結果的には高萩議員と大野町長の議会議決無視となりました。

 高萩議員は議会運営委員会の呼び出しにも他町村議会議員の応援で忙しいとの理由で欠席し、電話での対応しかとらなかったことは、時間にゆとりのある者を委員にするという項目には合致していません。そのような者を大野町長はどのような理由で委嘱したのか知りませんが、両名のデタラメさには議会議員ならずとも多くの町民が憤慨しております。

 私たち議会議員はこのような議決を侮辱した両名の行為に対して断固抗議すべきです。もしも議会議決無視をせざるを得ない特別な事情が存在すると議長が認めたならば、その経緯を議会として公開すべきであります。

 議会としての説明責任が果たせない場合、町民には示しがつきません。早急に今回の高萩議員と大野町長が議会議決無視に至るまでの経緯を町民に公開して下さるよう求めます。もしも公開するようなものがなければ、議会として両名に抗議を文書でもって行い、それを町民に公開するのが筋だと考えます。 以上

(議運は質問状は無視すると決定したとのこと)

2003.8.29議運に対して無視した理由を再び公開質問状で問いました。

 

野田泰博の一般質問

 

9月18日(木)夜間議会(午後6時より、松島議員が町長の次期選挙の出馬を問う一般質問の後)

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