2003年1月26日  

合併問題特集号第2弾

このままでよいのか栄町の合併

合併で二股をかけても良い結果が得られるわけない

栄町見聞録90号の現物はここをクリックして下さい。

「現在、法定協議会で二股かけているは町は岐阜県の池田町のみ。但し合併は休眠中。二股かけてもどちらからも信頼されない。」総務省自治行政局行政体制整備室調べ1月20日

 現在、栄町は印西地区と成田地区に二股かけて二つの任意合併協議会に属している。

 先日、総務省行政局に問い合わせると、法定協議会になると、『二股かけて合併推進するところはない、例外的に岐阜県の池田町があるのみ。しかしこの町の合併は結局ストップした。二股かけても他の市町村から信頼されず、うまくいくわけはない。』と教えてくれた。

 大野町長もどちらの地区に属するのがベストなのか見極めるために二股方式をとっていると説明しているが、そんなやり方では相手方の市町村からは信頼を得ないであろう。

 任意の合併協議といえども、各市町村は必死になって生き残りをかけて地方自治のあり方を話し合っている。その場に、二股かけて臨んでも、結局どこからも相手にされない。合併は結婚と同じというが二股かける者に誠意は感じない。

成田市との合併を真っ先に考えるべきと思う

 今まで前町長の時代は栄町は、常に成田空港の発展を念頭に置いて町づくりをしてきました。町の基本計画の流れをみれば容易に理解できます。5万人の町づくりを目指して、大きな建物(役場

やふれプラ)など身分不相応な多大な借金をして作り、結局、最後は3万人の町づくりに下方修正したのです。

 その後、合併問題が急浮上し、千葉県が示した2パターンを同時に検討しはじめました。

 今までの栄町の町づくりからすると、栄町は成田空港の発展を見据えて発展させようとしてきたのです。少なくとも印西地区中心の千葉ニュータウンを見据えてはいませんでした。

 成田市との合併を第一に考えるべきという考えが自然であると思っています。

1 成田市はこの5年間日本全国の都市の中で3回も財政力指数(町の裕福度)は一番。これは成田空港に付随し、多くの会社が進出し成田市経済圏を裕福にしているから。栄町民も成田空港関連施設で働いている人が多い。

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2 栄町が栄町の発展のために町民の税金を使って援助している栄町商工会の重要メンバーでさえ、新たに事業拡大を成田市に求め進出している。

3 行財政指数を見ても成田市は印西市やその周辺町村と比べても大変に健全財政を維持しており、栄町も優秀な財政の市の一部として発展することが必要である。

@財政力指数は前述。成田市は過去5年間に3回も全国一位となった。

A公債費(平成12年度年間借金返済費)は人口一人当り、成田市3万2千円、印西市5万5千円、栄町4万7千円。印西市は千葉県下80市町村の悪い方から9位、栄町は13位、成田市は50位。これは栄町よりも印西市の方が借金返済額が多く悪い状態を意味している。一番悪い所は隣の本埜村の9万3千円。

B職員数は住民人口千人に対して成田市は10.3人(千葉県下80市町村中50位)、印西市は9人(62位)、栄町は12.2人(33位)です。千葉県平均は11.8人。印西市は財政悪化で職員を雇えないとも少ない人数で頑張ってるとも言えます。栄町は千葉県平均より多過ぎ。

C医療ベットの数を人口千人あたりでみると、千葉県の平均10.3ベッド、成田市は20.3ベッド(千葉県8位)、印西市は2ベッド(61位)、栄町は2.7ベッド(58位)と印西も栄も成田市に比べたら極端に悪い。つまり安心できない。

C道路舗装率を見てみると、成田市95.6%(千葉県9位)、印西市も栄町も63.3%(69位)と印西市も栄町も非常に低い。因みに千葉県の平均度道路舗装率は78.2%で印西市も栄町も千葉県平均より下回っています。

成田は全国一の立派な市、栄町も成田空港周辺都市の一員

 このように、隣の成田市は全国にも誇れる市として発展しています。しかし栄町も航空路真下で成田空港発展のために一役買っているのです。並行滑走路使用開始後今までなかった騒音問題や電波障害など空港周辺都市としての苦悩を他の空港周辺都市と同じように享受せねばならなくなりました。確かに成田市が栄町や周辺都市と合併すると当然成田市単独の行財政指数は悪くなると思います。でも広域で拡大(住民数、面積)した市は自立権を増すことができ、将来は自主財源や独自性ある行政運営が可能となります。少なくともこの時期は成田を中心に拡大すべきです。成田市も将来の発展を見据えるべきです。

首長の指針が不明確なので町民は動けない、動かない

 住民はアンケート調査では成田市に合併を希望しています。二股かけての検討は大野町長の方針です。町のかじ取りは船長である町長がしっかり方針を出すことが先決です。私は今すぐに二股を止め成田市と合併することに絞り込むべき時期だと思います。さて皆さんはどうお思いですか。

風雲急をつげる合併進捗状況

 

 平成17年4月に合併した新たな市町村がスタートするには、今年の4月に法定合併協議会を立ち上げねばなりません。それにはこの3月定例議会で各市町村は合併の有無を採決する必要があります。

成田市議会議決は?

 成田市では首長、議員選挙がこの4月に行われる為に3月の定例議会は2月14日に開催されることになりました。議会に先立ち1月25日に各市町村長が集まり話し合ったそうです。明日の27日には栄町でも議員全員協議会が開催され説明を受けます。再度2月2日に首長達の話し合い。成田市が法定協議会を立ち上げたならばそれに呼応して、成田市の近隣市町村もいっせいに法定協議会を議決。今正に風雲急を告げてます。

その時栄町議会は?

 栄町議会で合併が否決されると、合併の道は閉ざされます。住民が合併を望むならば住民発議の制度をとらねばなりません。

住民発議という手

 有権者の50分の1以上の署名をもって、合併協議会の設置を市町村長に直接請求する制度。住民投票については有権者の6分の1以上の署名を集めて、住民投票の実施を請求することができるのです。でも合併しようとする全ての市町村が歩調を合わせなければならないやっかいさも残っています。これからの栄町議会議員の動向を是非気をつけて下さい。

市町村合併の方法

 通常、新設合併と編入合併の2つに分けることができます。新設合併とは、2つ以上の市町村を廃して、その区域をもって新たに1つの市町村を置く場合をいい、対等合併、合体合併といわれます。また、編入合併とは、1つ以上の市町村を廃して、その区域を既存の他の市町村に加える場合をいい、吸収合併ともいわれます。

 栄町が成田市に合併というならば、私は吸収合併もやむを得ないと思います。30万都市への合併の模索は郡単位、県単位等の枠組みを越えて、自立都市への道につながると思います。合併で常に問題になるのは、議員や首長の自分の保身のため、「おらが町」意識を振りかざし、「地方文化の存続」という言葉に置き換わる事。

訂正:栄町見聞録89号で、私が出席した自治会主催の地区懇談会を安食小学校としましたが、タイプミスで安食台小学校区です。

 

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