2003年1月11日  

合併問題特集号

このままでよいのか栄町の合併進捗状況

栄町見聞録89号の現物はここをクリックして下さい。

  • 町民へのアンケート結果は合併推進
  • 議員は合併推進反対が大半
  • 大野町長はまだ意思不鮮明

これでよいのか栄町の合併推進

市町村合併は今年の3月で第一幕の最終章

 日本の構造改革のひとつである市町村合併は今年の3月で第一幕の最終章をむかえます。

 あと二ヶ月と少しで合併か否かを栄町議会で決断しなければ、栄町は国が用意した市町村合併バスには間に合わなくなります。今まで大野町長率いる栄町執行部は市町村合併に関して、情報を町民に提供し、アンケート調査して町民の意識を盛り上げてきたと説明しているが、肝心な町長はこの時期になっても合併推進か否かの態度をはっきりさせません。

 町長支持の議員たちは合併反対の意向をますます強めています。

 このような雰囲気の中で、たとえ3月議会で合併への議員議決をしても、合併反対となることは明らかです。仮に議会で合併が否決されれば大野町長は、町民の代表である議会が否決したからだと言い、その責任は議会にあるとするでしょう。大野町長は合併のことを聞かれると、いつも「慎重に、町民の意見を聞いて」、としか答えません。これは言い換えれば合併の責任は議会と町民にある、自分ではないと言っているのも同然。

 常識的に言って、町政を町民から預かっている町長は慎重な決断は当たり前。しかし度が過ぎれば優柔不断という評価となります。

 昨年11月23日にふれあいプラザで開催された合併シンポジウムでも大野町長は何ら決断らしきことは口にしませんでした。パネリストの私が、大野町長に「町長はまだ十分に若い。たとえ間違っても修正できる。大切なことは、自分の意見を出すこと」と意見をうながすと、町長は、「それ(意見を出さない)が私のやり方です」と返答。12月定例議会でもいくら質問しても「慎重、町民の意見を聞いて」と繰り返すだけ。この場に及んで、まだ意思表示のない町長に歯がゆい気分。

 町長は船長のような存在。どの目的地に向かうのか、どうしたいのか、自分の方針を出さねば、乗務員(役場職員)、乗客(町民)はとまどうだけ。決断は乗客の町民がくだすなら、いつの時点で乗客の意見をまとめるのだろうか。今までのアンケート調査では過半数は合併推進との答えを出しています。町長は何故決断できないのか、私には全く理解できません。

 

これからの十年

 

 国からの補助金(地方交付税や各種交付金)が国の財政維持困難を理由に劇的に削減されることが予想され、町の財源はこれから十年は大幅に削られることになります。

 援助金を絶たれると、壊れた道路もそのまま、倒れた街路樹も修復できず、町民活動への町の補助金なども出せず、町の文化ホールの催し物も減少し、老人幼児などの弱者への支援も減ります。 町の予算で一番大きな支出は役場職員の人件費 (予算の約30%)。人 件費削減には職員数の 削減が必要となります すると住民サービスは 低下。それを補う方法 は広域での職員人材活 用です。他にも施設の 広域活用、広域でバラ ンス良い開発、保存、 補修計画が期待。また 広域での施設利用には 施設間の交通網の確立 が必要。例えば日赤行 きバス、日医大行きバ スなどの交通網充実が 栄町では課題。

  また成田空港の拡張 は、栄町上空も空路と してますます利用され てきています。栄町も 成田空港の一部にます ますなっていきます。

町民が関心を持つような努力がまだ不足している

 

 町長から各小学校区で合併の話をするので議員も是非出席してほしいと依頼されました。町長も頑張って合併の話をし始めたなと評価しつつ地区懇談会を期待していました。

 11月23日に議会主催でシンポジウムを開催した時、それまでの経緯からあまり町民は集まらないのかと心配していましたが、結局380名ほど参加してくれたのでした。その一週間後、安食小学校区で自治会主催の懇談会が予定通り開催。

 町は事前に合併特集号など出し、学区別地区懇談会で合併を説明すると言っていたので、期待しつつ地区懇談会にオブザーバーで出席。しかし懇談会で合併については町長の一方的な話しのみ。肝心な「町民との話し合い」などなきに等しい状態。自治会も初めっから合併の話はしないと申し合せしていたとのこと。会合が始まる前に、こんなに町長が一生懸命町民の意見を聞こうとしているのに、なんで自治会は協力しないのかと腹立ち、主催側の自治会に文句を言うと、主催者はむしろきょとんとして、議員に文句を言われる筋合いはないと反対に怒られてしまった。よくよく考えてみると、役場は『合併特集号』などを出しているのは形式だけで、自治会には合併の話をしたいと熱心には呼び掛けていなかったのだ。それなら学区別地区懇談会で町民と合併の意見交換をするなどと仰々しく書くものではない。もっとも、町長が議員に具体的に一生懸命説明した後に、役場職員が理想論を述べるような役場だから、町長の意向が町民に伝わらないのも無理はない。暖かみのない進め方だ。

合併すべき理由

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合併した場合はどのくらいの町になるのか

 県や栄町執行部や議会は合併するなら現在3パターンの合併を考えています(左図)。各パターンの下に斜線の都市(八千代市と市原市)を参考に書き添えましたが、合併後の規模と同じような規模の都市を参考にしてください。この表ですぐに分かることは職員の数や議員の数が激減させられることです。他にも市長村長や助役、収入役、教育長、それに役場の役職が削減できます。財政力指数の見方は高けれ財政力が高いといえます。近くの市町村で1以上は成田市だけです。職員数は栄町でみると、住民千人に職員が12.3人が用意されています。多古町や印旛村、芝山町などが栄町より職員数が多いと言えます。議員数も住民割りでいえば小さい町ほど多くなっています。一人当りの歳出額は近隣では成田市が一番多く、それだけ多く予算を組んでいるといえます。他市町村と比べると栄町は一人当りの予算は少ないです。これは理由(借金総額があり過ぎが原因)があって予算が組めないからです。家庭でも今までに金を使い過ぎると、予算は裕福になるまで減額せざるを得ないのと同じ原理です。

   栄町の高齢化率は近隣と比べても、今はそんなに高くありません。この二十年に新住民が増えたからです。でもその増えた新住民がいっきに高齢者となるのも時間の問題です。

   私が憂いを持つ点がこの高齢者問題なのです。二十年前にこの町にきた人たちがあと十年で65才以上になるのです。すると住民税は減り高齢者対策費用が大幅に膨れ、ダブルで予算を圧迫します。だからその問題を解消するには、広域で対処することが必要となるのです。高齢者対策の施設は広域で利用しあうべきです。施設建設よりも施設を結ぶ交通網の完備です。

栄町が考えられる合併派たーっbを基準にして計算した現状の数値

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年齢別人口数値

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合併特例債について3パターンでの試算

 平成15年3月までに合併協議会を正式に立ち上げたならば、下記の借金が特別に許され、今後十年間にいろいろな町づくりの資金ができます。ただし借金ですが。

 

パターン1(栄町、印西市、白井市、印旛村、本埜村)

  • 合併から10カ年度間の事業の合算額 588億円
  • 起債可能額            558億円
  • 起債可能額の70%普通交付税算入  390億円

 

パターン2(栄町、成田市、富里市、芝山町、神崎町、下総町、多古町、大栄町)

  • 合併から10カ年度間の事業の合算額 670億円
  • 起債可能額            662億円
  • 起債可能額の70%普通交付税算入  463億円

 

ちば総研パターン3(栄町、成田市、富里市、酒々井町、本埜村、下総町、大栄町、多古町、芝山町)

  • 合併から10カ年度間の事業の合算額 736億円
  • 起債可能額            700億円
  • 起債可能額の70%普通交付税算入  490億円

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