2001年10月7日(日)追加更新

栄町見聞録第81号(栄町見聞録81号の現物

テロへの報復戦争は決して21世紀の新しい戦争ではない、20世紀の戦争そのもの。

人類はテロへの報復戦争よりも21世紀型の新しい解決方法を示せないものか。

戦争はいつも正義の旗の下に行われる殺戮、どちらにとっても

 ニューヨークの世界貿易センタービルがテロリストによって、ハイジャックされた旅客機もろとも破壊された。犠牲者は6千人以上とのこと。そしてテレビでは悲惨な現場と同時にテロの成功を祝う一部人たちの喜ぶ場面を放映していた。

 私の目には1941年の日本軍の真珠湾奇襲攻撃成功を提灯行列で喜ぶ日本国民の姿に見えた。

 当時の日本は死をも恐れない教育を受けた人々が大勢いた。命がなくなれば神になれると信じる人たちであった。今日のイスラム教も同じ。いやキリスト教にも殉教という言葉がある。仏教にも極楽浄土という言葉がある。戦争はどちら側も正義を貫くために始まる殺戮であることには間違いない。

 この事件の後、犠牲者の家族の心の痛みを和らげるために映画や音楽が自粛されたと報道された。その自粛された音楽の中にジョンレノンの「イマージン」があった(下段)。

 戦争になって自衛隊が派遣されればその費用は私達の税金から拠出される。それは日本国民が戦争しているのと同じ事。戦争は全ての人が同時に被害者と加害者になる。金を拠出した人も加害者。戦争を決定した人は戦争には行かないし、行って死ぬのは若者だということを忘れてはならない。

 何故、この詩が自粛されたのだろうか私には分からないが、唯一分かることはこの歌を口ずさみながら戦場で人を殺すことはできない。

重大事件発覚

七年間も公表しなかった大変不名誉な事件発覚

こそ泥職員を抱える役場は徹底糾明を

盗まれたのは役場の金ではない、町民の金なのだ

 高萩議員の一般質問で公金と個人の金が庁舎内で7年前から盗難にあっていたことが判明。

 福祉課、ふれプラ、水道企業団、そして教育委員会。二度警察が入って二度とも犯人が特定出来ないとのこと。今まで七年も盗難事件の公表はなかった。

 今回の会計監査報告にも何も明記されていないので、田村監査に立ち話で私は質問した。田村氏は公式には役場から聞いていないと返答。しかし非公式には知っていたと言う。非公式でも知ったならば何らかの改善策を示唆すべきではないか。議員代表監査の石井議員に聞くと、ある人が移動する度に、その課から金が盗まれるということまで知っていた。既に町民の中にはその犯人の名前を特定している人がいるが、憶測で犯人を特定してはいけない。しかし、このまま犯人は分かりませんでしたとなると町の内外の噂は消えない。役場で箝口令など出せば職員間に健全なチームワークは生まれない。どんな立派な財政改革をしても、ISOを取得したとしても目の前の小銭管理が出来なければ空虚となる。小銭とて血税。このままうやむやに済ませる問題でない。その責任は誰がとるのだ。

 因みに金が盗まれた場所は手提げ金庫の中や、内部の人しか入れない場所。外部の人が入れたら、もっと大きな別な問題が生じることになる。とにかく役場綱紀がたるみきっている。7年前から盗難事件が発生していたということは今では名誉町民になった元町長や現役場幹部が職員への指導力を持っていなかったことを意味している。

 平成9年にふれプラでチケットの売上金が紛失。紛失であって盗難かどうかは特定出来ないとのこと。紛失としたので警察へは届けを出さなかったとのこと。これもおかしな話。紛失か盗難か調べられない程度の管理しかしていないと総務課長が認めるなんて。万単位の現金の紛失を世間では盗難と言う。

 公金は保険で求償できるとのこと。不注意の紛失は過失だから責任者が補填。今回は過失はないので保険で求償。盗難金額が保険で求償でき、泥棒が見つからなければ盗難はまた必ず起きる。このままで終わらせるならば、「税金泥棒」と死語がよみがえってもしょうがない。

 折角、大野町長の行政手腕で財務内容改善結果が出始めたのに、このままで何もなく終息させるならば、酷な言い方だが元及び現町長の指導力と責任感が問題にされるだろう。

公金盗難事件報道2件

読売新聞2001.10.6朝刊千葉版

朝日新聞2001.10.6朝刊千葉版

9月議会報告

*昨年度の決算認定

*平成13年度補正予算可決

議案1 栄町教育委員任命 酒直台の福本朋子氏(40歳)

 大須賀明氏が任期満了を迎えて新たに福本氏が任命された。今まで教育委員が任命されるとすると60歳後半の年齢の方が選ばれていたが、今回は大きく若返った。栄町始まって以来の女性の教育委員です。  (私は賛成・可決)

(訂正)栄町見聞録81号を出した後にご指摘を受けましたが、栄町において過去2名の教育委員が女性でした。調べましたが、私の勘違いで関係者にはご迷惑をおかけしたので、ご報告と陳謝致します。2001.10.2

議案2 住民支援センター設置管理条例 ふれプラ内に設置(私は賛成・可決)

議案3 税条例改正 国の緊急経済対策に基づく改正 賛成15(私は賛成) 反対2(共産党二名)

議案4 環境保全条例改正 商法改正に伴う改正 (私は賛成・可決)

議案5 汚染災害の発生防止 条例改正(私は賛成・可決)

議案6 町民プール設置条例改正(私は賛成・可決)

議案7 消防工作車購入 約7千2百万円(私は賛成・可決)

議案8 消防自動車購入 第4分団1に配置するため約9百30万円 (私は賛成・可決)

(質問)購入予定の消防車は二月におきた火災があった地域の消防団への配置。火災の時、4分団1の消防車は、いち早く駆けつけていた。しかし消防団員がいないので、消防団OBが一人で消防自動車を運転してきた。消防団員がたまたま居なかったのだろうが、車両が古くなった順番に交換するシステムでよいのかどうか再検討した方がよいと思うと質問。

発議案1 不法投棄撲滅決議 3常任委員会委員長の発議 栄町での不法投棄を許さない議会決議。(私は賛成・可決)

一般質問・教科書問題

(要旨のみ抜粋)過去何度か、教育委員会の重要な仕事である教科書選定、特に歴史教科書や公民教科書選定作業へ介入が試みられましたが、常に、教育委員は正常な選定をしてきたと思う。

 昨年より、松島一元教育委員長の9年間のご努力を理解しない方々が、教科書採択についての請願をあげた。この請願は当たり前のことを文章にしていた。因みにこの請願は松島一夫議員が請願紹介議員。そして議会で可決。日本全国で同じような請願が出され、その請願を上げた人々は扶桑社の歴史公民教科書を採択させようとした政治家と宗教集団でした。この請願は、今まで藤江元町長と共に、松島一教育委員長が貫いてきた公正な教育行政を信じていない請願だと私は思った。

 検定に出された扶桑社版の歴史公民教科書は間違いだらけ、だから先の戦争で日本から侵略された国々から非難を受け、とうとう日本の教科書検定方式が外国からの非難を受けるきっかけとなってしまった。扶桑社とその信奉者によって国辱的、自虐的に日本の教科書選定方式は汚されてしまった。

 結局、扶桑社の歴史公民教科書は二、三の特殊学級を除いて、公立校では採択されなかった。栄町は、どのような基準で教科書を選択したのか。

(答弁要旨)栄町教育委員会は各委員がそれぞれの役割を果たし、教科書を決定した。

(まとめ)扶桑社の歴史教科書を執筆した西尾氏は、首に縄を付けて、水際まで連れて行ったが、誰も水を飲まなかったとの談話を発表。たとえ子が親の首に縄を付け、水を飲ませようとしても飲まなかったのだ。偉い。

 扶桑社の歴史書こそが真の教科書と言い切った松島議員、それに賛同した議員諸氏、栄町立中学校の歴史教科書を自分の子供から教科書を見せて貰い自分の新聞で非難までした山本議員は今回の栄町教育委員会の採択への意見を表明すべし。自分の子供の教科書を公に非難した親が自分の信条をうやむやにしてはいけない。親として。

コンパニオンが原因の怨念二題

*議会だより編集委員は欠員のまま

 本年四月の議会だよりが公平ではないとして金島議員が編集委員を辞任した。辞任を議員全員が認めたので(メディア関係の仕事をしてきた金島氏の辞任を認めたことは議員全員が議会だよりは不公平という主張を認めたも同然)、その欠員を巡って、教育民生常任委員6人で話し合ったが、決まらなかった。結局、話し合いは決裂し多数決で決めようとしたが、藤村、大澤両議員が多数決には反対の立場をとった。多数決だと大澤議員が選ばれる可能性が高いからとの理由。今まで多数決こそ民主主義と言っていた人たちが、自分が少数派になって初めて少数意見の意味が理解できたのだろう。

 結局、秋山委員長は藤村、大澤両氏の主張を取り入れ、教育民生常任委員会からは議会だより編集委員を選ばなかった。多数決信奉者の二人が自分の身を通じて少数意見も大切だと知ってよかった。

*議会研修準備委員の責任者 高萩議員は辞任

 昨年末の議員研修でコンパニオンを呼ぶなら行かないと研修を拒否した共産党議員団の高萩氏が、今年の議員研修準備委員に、熊谷、染谷両氏と共に皆に承認を受けて準備していた。

 議員研修の日程調整中、行政を連れて行くか行かないか議論になり、熊谷、染谷議員と対立。2対1の多数決を尊重せよ2人は主張していた。結局、政治信条まで多数決では変えられないとして高萩氏は準備委員を辞任。

 ここでも多数決が出てきた。信条まで多数決で決めることは出来ない。議員研修は行政側と一緒にやるものではないという政治信条を表明していた人を知っていながら選んだ責任はどこにあるのか。

 一方、議員研修のテーマは環境問題なので、視察も議会と行政と共に行うという考えも一つの見識であることには違いない。信条の差を多数決では決められないということをあらためて学んだ。

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