2001年7月8日(日)更新

 栄町見聞録第78号

  • 議員が議会で採用活動したような教科書
  • 検定後も新たな間違いを指摘されている教科書
  • 西洋よりも日本が優れていると意識しすぎの教科書
  • 与謝野晶子の反戦の詩「君死にたまふことなかれ」を
  •  実家の跡取りが心配だから戦争をやめろ、と解釈する教科書

私は、こんな教科書で歴史を学ぶと、自己満足が増長し、他国の歴史や文化を尊重しない人間になると思う

ご参集下さい

第二次世界大戦の日本人の戦没者310万人

 

 この数値は一九七七年の厚生省発表の数値。(ただし餓死者の過半数という数値は厚生省の発表とは違います。)

 この数値を知ったとき、本当に驚きました。軍人が戦いに出て戦った相手は飢えだったのです。

 戦争のことを本や資料で知れば知るほど、戦前の軍部のエゴが、多くの軍人や民間人を死に追いやったように思えてなりません。軍人は国民を守るのではなく、国そのものを、国民を犠牲にして守ろうとしたと知りました。その発想の元になるのが軍人勅諭、そして教育勅語、大日本帝国憲法などです。扶桑社の教科書には教育勅語と大日本帝国憲法讃美が同じ頁に出ているのです。

 ガダルカナル島、ニユーギニア、インパール、フィリッピン、当時の本を読めば読むほど軍指導者へ腹が立ってしかたない。兵士をただ無能でエゴイスティックな指導者のために死なせて、その代償に靖国神社で神と祭っている。

 このような戦争をアジアの開放だったと強調しているのが、平成時代の議員御用達の教科書だ。そのような時代を言葉巧みに肯定しているのが扶桑社の教科書。死んでいった兵隊達はそれが餓死であろうが、戦いであろうが、国のためと思って死んでいったのであろう。しかし餓死に関しては全く出ていない教科書。

 平成八年五月、香取神宮でグアム島で三十年間暮らした小野田少尉と二人っきりになったことがありました。戦時中の倫理について話しました。小野田さんが言った。「エゴイズムがはびこりすぎているのが、今の日本だ」

 扶桑社の教科書は日本のエゴそのものを国際的にばらまいている教科書にしか見えない。

 

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