2001年1月29日(日)更新

栄町見聞録第74号

 

(1)全国で行われている教科書攻撃

 昨年三月千葉県では「教科書を良くする議員連盟」という会が発足し、十一月に財界人まで巻き込んだ「教科書改善協議会」が発足しました。戦後の日本の歴史教育は自虐的で、韓国や中国に戦争の謝罪をするのは亡国的国賊であるとのこと。

 教育に神話を取り入れ、第二次大戦の光と影を教育すべきだとしています。光とはたとえば韓国併合で韓国に学校とか普及させたことなどと説明しています。一方、皇国史観で歴代の天皇の偉業を賛美した「国民の歴史」サンケイ新聞編こそが子供の歴史教科書であるという、一部の人たちは戦前の挙国一致体制的な動きをいろいろなところで活発化させてきています。

 その運動の一つが十二月の栄町議会での教科書採択の請願でもありました。

 

(2)松島議運委員長は教科書議連の印旛地区代表者

 昨年発足した教科書議連の地区代表に松島議運委員長の名前が新聞に掲載されていました。早速6月議会には請願をあげてきましたが、その時は賛成する議員も少なく、また請願者が取り下げたとのことで、請願はなかった。 十二月議会では竜角寺台三丁目の末廣さんが請願六月議会で取り下げた内容そっくりな請願がまた十二月に上がってきました。賛成した議員に聞くと、「今度は言葉も柔らかいしよかっぺ」とのことで賛成したと言う。教育民生常任委員会の3分の2が反対したが、本会議で請願を可決。この請願は何の効力も伴うものでもないから議会議決しても構わないとの議会での多数判断だった。

 

(3)私が悪寒を感じること

 私は皇国史観を論じながら全く反対の立場の日教組の請願紹介をしている議員を見ると、悪寒を感じます。過去の日本の歴史を見ると、自分の権力を拡大するために天皇を利用してきた人たちが何と多かったことか。私は十八才の時、日の丸を胸に付け(日本代表として)まだ国交正常化の前の韓国に派遣された経験があります。その後ドイツ留学、総理府通訳、ミュンヘンオリンピックでの仕事、ドイツ、ベルギーで約十年間の生活。五十ヶ国以上の国をまわって仕事をしてきた経験。私は英語、独語、仏語を話し、外国での差別も十分に体験した人間です。私も日本の天皇制度は否定しないし、国旗も大切にする日本人です。国を愛したり、日本人に誇りを持つことは天皇崇拝や国旗を掲げることではない。他国の文化や民族を尊重できない人には自国の文化は守れない。韓国併合に光があった主張する人が栄町の子供の教育を論じる、それに虫ずが走ります。

(4)(全議員に配布された千葉県が作成した資料より抜粋し解説しました)

目前にきた市町村合併栄町を含む合併案は4案

平成十七年三月までの間に限り合併特例法があります。国の大英断はその後に起こるでしょう。

現在の千葉県の市町村区域は、概ね昭和三十年年代から四十年代にかけて形成されたものです。

 市町村や県を取り巻く環境も大きく変化しており、その変化に対応し活力ある自 立的な地域を形成するための一つの方策として、市町村合併が論議されています。

(合併の理由)

1市町村行政の広域的対応の必要性

 @住民の生活圏の拡大

 A単独の市町村では対応

  B困難な行政課題の増加

2少子・高齢化の進展

3住民ニーズの高度化・多様化と地方分権社会の到来

4国・地方を通じた財政の著しい悪化

 国の借金は平成十二年度で645兆円を突破。千葉県の借金は2兆円に迫ってきました。国の借金は国民一人当り516万円の借金。県の借金は県民一人当り35万円。町の借金は町民一人当り52万円。今、私たちは知らない間に政治家にこれだけの借金を許しています。

 県が作成した資料を読むと栄町が合併する形式は次の4パターンがあります。

県作成の栄町町村合併パターン

1千葉ニュータウンに取り込まれる(印西市、印旛村、白井町、本埜村)

2成田市中心の国際空港周辺地域にとりこまれる(成田市、富里町、下総町、神崎町、大栄町、多古町、東庄町)

3香取地域に入れられる場合(下総町、神崎町、大栄町、多古町、成田市、富里町、野栄町、芝山町)

4山武郡地域に取り込まれる場合(芝山町、成田市、富里町、下総町、神崎町、大栄町、多古町)

 

 千葉県は現在八十市町村の自治体があるが、それを三十以下にしていこうというものです。栄町は前述の4パターンの中に組み込まれるとのこと。栄町は取り込まれ方によって、母体となる地域が異なります。1、2では印旛地域、3では所属する地域が香取地域、4では山武地域になります。また1の場合以外は成田市との合併になります。つまり成田市との合併3案、印西町との合併1案です。

 合併案を見ていますと、栄町のように決まっていない町は、成田市、富里町、栄町、下総町、神崎町、大栄町、多古町、東庄町です。それだけ栄町は合併の谷間にあると考えられます。

 私はこのような千葉県案を見ていますと、栄町は千葉ニュータウンでもなければ、空港関連都市でもない、何か特徴のない町に見られているような気がしてなりません。

 

これから起こる地殻変動

 一月二十四日の住民による基本計画づくりのワークショップの報告会に出た。そこで話されていることは栄町のことばかりであった。今、県が推進している市町村合併を意識した基本計画づくりの説明は何一つなかった。八十名以上の住民が携わっている計画づくりに行政側から市町村合併の話が何一つ示唆されていないのだろうか。

 市町村合併はすぐそこまできています。合併を抜きに計画づくりなど出来ないと思って聞いていました。だが町民が一生懸命研究した栄町の未来案は素晴らしい。ワークショップに参加した町民も市町村合併の動きを事前に知っておけばもっと柔軟な住民の案が生まれたに違いない。隣接自治体が栄町住民の作った計画を評価して、是非、合併をお願いしたいと、 言ってくるような案ができれば最高である。そうなると、日本で最高の住民の住む町になる。ひょっとしたら「議員も町長もいらない町づくり」という究極の町づくりになるかもしれない。市町村合併で町民の案を潰したりしないよう願いたい。

(5)竜角寺台の話

 栄町見聞録を巡って様々な文章が熊谷、高萩議員から竜角寺台地区に出されています。

 私は町行政の予算の執行状況について議会質問し、それを自治会長に頼まれたので班長会で報告しただけ。竜角寺台自自治会の内部問題には関与しません。

 一月二十四日に熊谷議員とS班長、遅れて高萩議員が議員控え室に来て、一時間ほど話し合いました。

 「竜角寺台自治会の規則では会長の要請であっても、それは自治会の正式な要請ではない。従って十二月十七日に会長に依頼されて班長会での議会質問の報告は自治会の正式な要請ではない。議員として軽率だ」と非難されました。今後は会長から要請を受けても正式な要請か否か確認しなければ主席してはいけないとのこと。

 自治会長の要請を自治会の要請ではないとする自治会は初めてのケース。その自治会所属の議員が言うのだから間違いないだろう。この自治会においては自治会所属の議員以外は話も出来ないとのことと理解しました。

 また予算の執行を止めているとの表現は間違いだから、謝罪しろとの要請に、私の目の前で高萩氏と熊谷氏が言った言葉なので、嘘ではない。謝罪は行わないと伝えました。今頃それは嘘だと言われても、私から見ればそれが嘘。

 私は栄町議会議員であるので、栄町に関係することは地区などは関係なく行います。竜角寺台に隣接するゴミ焼却問題も、私は三十分でその問題点に気づき、すぐ県と直接掛け合い、県の過ちを指摘し、その後直ぐに県から指導がはいりました。でしゃばりと思われるかも知れませんが、おかしいと思ったら、栄町のことなら、何処にでもでかけます。それが栄町議会議員だと思い行動してきましたが、これからも貫きます。

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