2000年5月25日(日)更新

栄町見聞録第69号

六月議会開催六月八日〜十五日

二十一世紀の栄町の行方を決める議会

 3月の町長選、議会議員選挙後初の定例議会が始まった。本議会は新町長が基本方針を出して二十一世紀の栄町の行方を定める大切な議会であった。重要な議案は基本構想。

議案

1印旛利根川水防組合議員選挙 議長指名推薦 秋山誠議員、岡田正市議員、小川茂男氏の3名(全員賛成)

2印旛伝染病院組合議員選挙議長指名推薦 大野真町長(全員賛成)

3栄町助役選任

 藤崎和夫総務課長を町長が選任したので同意(全員賛成)

4栄町監査委員選任

 田村亘氏を町長が選任したので同意(全員賛成)

5固定資産評価審査委員選任

 海老原敏子氏を町長が選任したので同意 (全員賛成)

6教育委員会委員任命

 高見洋一氏を町長が選任したので同意   (全員賛成)

解説 私が助役人事に賛成した理由

 就任したばかりの町長が公約によって自分の給与を下げる議案が可決。その理由は税収入が不況で落ちているからとの説明。ならば経費のかかる町長の補佐役の助役を置かないのも一つの選択だと私は思っていた。過去一度の助役人事に反対したのも同じ理由からだった。しかしベテラン町長ならいざ知らず、政治の世界の経験が3年しかない若き町長にとっては三百人以上いる職員を使って町政を司ることは大変な苦労と推測された。見方を変えると、八十を超えた前町長に応援されて四十三才の町長が誕生した。前町長の年齢からみると新町長は孫の年齢だ。おじいちゃんに甘やかされた孫はわがままになるという。やはりお父さん役が孫には必要ではないかと考えた。結局、助役人事に賛成した。

(参考)いくら条例があっても助役人事を議案に上げなければ、助役なしで運営できる。そのようにしている市町村はある。

7基本構想制定

この議案についての詳細は後述反対 二名 共産党(高萩、桜井) 賛成 他十五名(賛成多数可決)

8課室設置条例改正(全員賛成)

9ふれプラ設置管理条例改正ふれプラを総務課所管から教育委員会所管に移行(全員賛成)

10集会所設置管理条例改正(全員賛成)

11職員定数条例改正 7名減少の341名にする。現在の実数は323名(全員賛成)

12特別職給与旅費条例改正 財政が厳しく、大野町長の公約もあるため、町長、助役、収入役の給与を一割減じる。年間554万

円の予算カット。(全員賛成)

(給与カットに関して私の質問と感想)

いくら公約だからといって何もまだ仕事をしていない町長初め三役が給与カットなどはおかしな発議。一番大切なことは何故自分の給与までカットしなければならなくなったのかの説明が必要。説明として、平成不況で町の税収入が苦しくなってきたことを第一に上げた。 税収入が町民の収入ダウンに起因しているならば、これからは一般職の給与も上げるのは難しいだろう。

 町の財政の足しに自分を減給にするという決断は補助金や他の審議委員などの報酬見直しにも当然影響してくる。また議員も大野町長の公約を援護射撃するために、報酬の一割カットを行うことになった。

13教育長の給与旅費改正  前議案に準ずる。(全員賛成)

今後町の4役、議員の給与と報酬はどのようになるか?(下図参照)

14一般職給与条例改正 宿直日当見直し (全員賛成)

15予防接種被害調査委員会設置条例改正 (全員賛成)

16栄町都市計画審議会設置条例 (全員賛成)

17H12年度補正予算1号 前町長が暫定予算を決めているので補正予算で本年度の予算が完成。74億578万円。(全員賛成)

18H12年度公共下水道特別会計補正1号。8億6551万円。(全員賛成)

19議会委員会条例改正 議員担当変更  (全員賛成)

20議員報酬費用弁償改正 大野町長の公約と同じ率をカット。 (全員賛成)

21小中学校教科書採択制度改善の請願書 紹介議員は松島議員。審議前に取り下げた。

 

私の一般質問

1まだ何もしていない新町長が何故報酬引き下げを自ら行うか。(議案の中で答弁済み)

2栄町・安食台には警官が常駐していない。町は今まで何をして警官常駐を実現させようとしてきたのか。

(せめて交番横にでも非常用の電話を置いてくれと要望。)

3栄町の子供たちが狩猟期間中の銃が怖いと言っているが、町はどのような対策をとったのか。

(町は危険という話を聞いたことはない。だから何もしていない。事故が起きるまで何もしないだろう)

(参考資料)

平成12年6月定例議会議案栄町基本構想(昨年12月の否決された議案と同じ) 

反対:共産党(高萩、桜井議員)賛成:他15名

第1章 策定の背景と主旨

 栄町は、昭和47年に策定した「栄町基本構想」及びこの構想をさらに充実させるため平成元年に改定した「栄町基本構想」(目標年次平成22年)をまちづくりの指針とし、「水と緑の田園観光都市」をスローガンに各施策を展開しています。しかしながら、今日の我が国を取り巻く状況は、長引く景気の低迷と国及び地方財政の悪化の中にあって、少子・高齢化社会の到来、地球規模での環境問題、さらには、人々の価値観やライフスタイルの多様化など、様々な側面において構造的変化が進んでいます。このような社会の変化や時代潮流は、栄町のまちづくりにも重大な影響を与え、大きな変革期を迎えていることは確実です。そこで、「水と緑の田園観光都市」の実現に向けて、従来の目標達成プラン型の構想ではなく、その方向性を段階的に示すまちづくりのピジョンを新たに策定することにしました。

第2章 基本理念

 『未来の子供たちに贈るふるさとの創造』水と緑に恵まれ、歴史に彩られた栄町を、ひと・地域・産業などの幅広い交流により、「やすらぎ」「ふれあい」「思いやり」「にぎわい」を実感できるふるさととして、私たちの手で未来の子供たちに継承していくことを、まちづくりの基本理念とします。

第3章 将来像

・きらめきのなかで笑いがこだまし未来をうるおすまち

・豊かな自然環境の中から、心身の健康を育むやすらぎのあるふるさと。

・心の交流を深め、豊かな人間性を育むふれあいのあるふるさと。

・安心や安全を実感し心にゆとりをもって、ずっとすみ続けたい思いやりのあるふるさと。

・地域や世代を越えて人々が集い、いきいきと活動し活気に満ちたにぎわいのあるふるさと。

第4章 『水と縁の田園親光都市』実現のためのステップ  

 まちづくりの基本理念『未来の子供たちに贈るふるさとの創造」をふまえ、次のような3つの過程を経て水と緑の田園観光都市づくりを推進していきます。

●暮らしの中に発見・ドキッと感動のあるまち。

 水と緑の豊かなふるさと・さかえも、未だ発見されていない地域資源や、身近なところで感じられる自然の感動などがまだまだたくさんあります。そんな発見や感動をとおして、住んでよかった,暮らしてよかったと実感し、心に溝足を与えられるまちを目指します。

●夢・希望がパッとふくらむまち。

 住んでいる人々が満足するまちであれば、訪れた人々や他地域に住む人々もきっとその感動を分けてほしくなるはずです。恵まれた立地条件を生かして、住みたいまち・暮らしたいまちと発信される個性的で魅力あるまちを目指します。

●未来ヘキラキラ輝き続けるまち

 「人々が心の余裕を感じながら暮らし、まちに存在する全てのものが輝いている。」といったゆとりと輝きの中で、まち・ひと・自然を愛する心、未来を創造する心が育まれた。ふるさととして誇れる充実したまちを目指します。

第5章 土地利用構想

 栄町のもつ、それぞれの地域特性を活かして、「やすらぎ」「ふれあい」「思いやり」「にぎわい」を実感できるまちを創るため、合理的で計画的な土地利用の推進を図る。

*水の交流ゾーン 『水』との交流によって、人々が憩い楽しめ「やすらぎ」や「ふれあい」を実感できる地域。

*緑の交流ゾーン 緑との交流によって、人々が憩い楽しめ「やすらぎ」や「ふれあい」を実感できる地域。

*生活交流ゾーン 人々が暮らしの中で、さまざまな交流を創造し「ふれあい」や「思いやり」を実感できる地域。

*生産交流ゾーン 農業・工業の振興を図りながら、人々との交流の場として「ふれあい」や「にぎわい」を実感できる地域。

*いきいき交流ゾーン さまざまな交流の中で、人々がいきいきと活動し「ふれあい」や「にぎわい」を実感できる地域。

第6章 基本構想推進のために

 この基本構想は、町民意識調査の結果をふまえ、栄町の目指すべき方向を長期的に示したものです。推進にあたっては、基本計画により具体的施策を定め、実施計画で事業の実効性を確保するなど、総合的に取り組んでいきます。その一方で、真の地方の時代を迎えることからも、これまで以上に、時代の潮流を的確にとらえ、新たなパートナーシッブを構築し、自己決定・自己責任・自己負担という自治の3原則に基づいた新しい自治体経営が求められています。このためには、情報を共有し政策形成過程からの広範な参加など、行政と町民、民間団体等との連携と協力が必要です。そこで、次のことを実行し、基本構想を推進していきます。

1.目標達成のための継続的な改善を図る目的指向型の行政運営。

2.町民の参加と連携を基本とし、民間団体等も含めたパートナーシップによるまちづくり。(1907文字)表や図形を除く

解説 昨年反対、今年賛成の私の理由

 「従来の目標達成プラン型の構想ではなく、その方向性を段階的に示すまちづくりのビジョンを新たに策定することにしました」という基本構想策定の手法は当たった所が狙った所式の行く先の定まらない構想。行き先が決まらなければ遭難の可能性が高くなる。ドキ、パッ、キラなどの擬音などでは夢は描けない。少なくとも前町長が張り切っていた頃の構想は、読めば町の将来図が具体的に想像できるものでした。ただバブル経済崩壊後も多くの議員の意見を聞かず5万人構想堅持で建造物建設に邁進して借金を増やし、しかも引退宣言後に3万人対応の見直し案を出し、議会での反発を受け、否決となりました。因みに以前の基本構想は5655文字。今回の基本構想は以前のと比べ3分の一しかない1907文字で構成されていました。(いずれも図や表を除く)

 新町長の元で出てきた基本構想は前町長の否決されたのと全く同じ。一度否決された議案をそのまま出してきたのは、新しい議員構成ならば可決するかもしれないという、いわばせっぱ詰まったもの。

 この基本構想は日本全国3200のどこの自治体でも当てはまるような特徴のない、当たり前のことを羅列しているだけ。町長就任後3カ月で新しいものを作れというのが無理なのだろう。町長は今後は栄町独自の計画を作ると約束。時間は少々かかろうとも新町長の独自性を出して作って欲しいと要望。私は内容のない構想だが、新町長が自分の本当の色を出すまで待ってやろうではないか、という気持ちで賛成しました。

選挙後の初定例議会を終わって

 役職などを決めた5月臨時議会の時と比べ、初当選した新人議員の意思表示が随所に現れた。議会は順調に終了した。新町長からすると、初定例議会は順調な滑り出しでホッと胸をなで下ろしているに違いない。

 新町長が町行政をどのように率いていくのか、また議会がどのように対応していくのか、次世紀に向けて出発する2000年に選挙という洗礼を栄町は経験し、新行政も新議会も新たな出発となった。これからの町の政治は新町長と新議会が新たな町の行方の舵取りになる。新町長は、早いところ自分の色を出して欲しい。それが町のためになるだろう。町民は新しい何かを期待している。

 

講演会:自然の力で印旛沼をきれいにする

  私たちの飲み水は長門川の水と地下水の混合水を飲んでいます。長門川の水は利根川からの水と印旛沼からの水が行き来していて、私たちの飲み水は印旛沼の水と言っても過言ではありません。その印旛沼は全国でも手賀沼に次いで2番目に汚染されています。ただ手賀沼は工業・農業用水使用がほとんどですが、印旛沼は飲料用に使われています。つまり、飲料用水では私たちの飲む水が日本一汚い水です。自然の力で印旛沼きれいにする方法があります。その方法を専門家が話します。    

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