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栄町見聞録57号  平成11年6月20日号

6月定例議会報告

藤江町長の挨拶

 六月八日〜十日までの六月議会はいつものように藤江町長の挨拶で始まった。 何を今さらと思える成田空港反対の話が唐突に出されました。地下足袋はいて、はちまきして反対するとのこと。 年に何回も行かない海外旅行など羽田から出発すれば良い、成田のおかげで迷惑しているとかなり強い口調で成田空港反対を唱えた。また軍事空港化したら栄町にも迷惑がかかるので市町村長の会合で真っ先に反対をしたとのこと。

 栄町は成田関連の補助金はないので、成田の日赤改築費用の栄町負担金を1億数千万円まけさせ半額にさせたと自慢話しで締めくくった。

(感想)

 栄町には国からの空港関係の補助金がないので並行滑走路が出来る際に補助金を貰える近隣市町村の仲間に入ろうとする考えのように聞こえた。突然、時代錯誤の成田空港反対論を言い、ガイドライン反対を金に換算したりするのを聞くと、反対に金を出せば文句は言わないという姿勢が見えてしょうがなかった。

 今回の議会では共産党が緑風会と協同して成田の軍事化反対の意見書を発議したが、まるで藤江町長の冒頭の挨拶を援護するような意見書の発議だ。これをもって藤江町長が近隣首長会議の時、堂々と反対できるあろう。

 藤江町長の成田空港反対もガイドライン反対も成田空港軍事利用反対も補助金を貰うための反対論にしか聞こえなかった。そんなに成田空港に反対ならば空港隣接都市として発展しようなどという構想など立てるべきではないと思って聞いていた。

継続審議の通学路での銃規制の請願否決 

 3月議会で継続審議になった通学路での銃規制の請願は6月議会で否決されました。 否決理由は委員会での決め方に問題あり、私の見聞録(公開質問状のこと)のため農業関係者の協力が得られなかった、委員会で決めた進め方に私が従わず勝手に行動した、すべて私が悪いとの反対討論(緑風会菅井議員と共産党戸田議員)が相次ぎました。

請願反対 緑風会7名、共産党3名、山本

請願賛成 山田、秋山、野平、加藤、中嶋、野田

(賛成討論野田)個人的なことよりも内容を審議してほしいとうったえましたが無駄な抵抗でした。

1835名の署名

 栄町の通学路を銃猟禁止区域にするための署名運動が請願主旨を支持する人達で、請願が継続審議になった直後から行われ、今まで1835名の署名を集めました。知事に請願否決後に陳情書が出されました。

6月度定例会議案と否可決

議案一 乳幼児医療対策条例の字句の変更 全員賛成

議案二 国民健康保険税条例の変更    全員賛成

議案三 税条例の一部改正 

    反対 戸田、高萩、桜井  

    賛成 他の十四名        賛成多数

議案四 都市計画税一部改正       全員賛成

議案五 固定資産評価審査委員会委員選任 秋山三代司氏  全員賛成

議案六 行政改革推進委員会設置条例   全員賛成

議案七 固定資産評価審査委員会条例改正 全員賛成

議案八 重度心身障がい者の医療助成の条例改正      全員賛成

議案九 介護認定審査会委員定数を定める条例

    反対 中嶋  

    賛成他十六名                  賛成多数

議案十 予防接種健康被害調査委員会条例改正       全員賛成

議案十一 上前地区計画区域内制限に関する条例      全員賛成

請 願:成田空港の軍事利用に反対する請願書 

     紹介議員 共産党桜井議員

意見書:成田空港の軍事利用に反対する意見書

      提出者: 共産党・桜井議員

           緑風会・川崎、新谷議員

(内容)成田空港がガイドライン関係法成立で軍事利用されたら成田空港周辺に生活を営む者は深刻な事態を招く、周辺に営む者の不安を一刻も早く解消してほしい。成田が軍事目的に使用されるのは当初の約束と違う。ミサイルもその周辺に落ちるし、騒音もうるさい。反対。

    賛成  共産党3名、緑風会7名、野平、加藤、中嶋、

    反対  野田、山田、山本、秋山

 

(「成田空港の軍事利用に反対する意見書」請願に対する私の意見)

ガイドラインに反対した私が共産党と緑風会の意見書になぜ反対したのか

1 私はもともとガイドライン関連法成立には反対です。反対理由はガイドライン関連法はもっと国民的論議をすべきと思っていたからです。憲法をかえろと言っているのではありません。憲法を作った頃と今では世界が大きく変わっているので、日本の役目と憲法の関係をもっと議論をすべきです。どのように今後の日本はあるべきか地球的規模で日本の役目を議論しなければならないと思います。

2 ガイドライン法及び米国との協定内容について聞きたかったが、請願紹介人が3カ月前の2月23日の新聞のみで判断していたので議論にはならなかった。この3カ月間でガイドライン関連が明確化されたので、請願紹介人はガイドライン関連法案などもう少し勉強して臨むべきでした。

3 請願も意見書も成田が軍事利用されると周辺住民には深刻な事態を招くとされる、だから反対というが、日本周辺で軍事行動を取る事態になる時は成田周辺の住民だけが深刻な事態になるどころか日本全体が深刻な事態に陥ります。成田周辺だけが良ければいいという地域エゴをむき出した請願や意見書には賛成しかねました。

4 議会冒頭の藤江町長の挨拶で、成田空港反対を唱えて、なんとか日赤の負担金をまけさせたという藤江町長独特の成田空港反対やガイドライン反対は地域エゴでごね得をしようという気配を感じました。町長に呼応して、3月の請願を6月に分割してだして、藤江町長の援護射撃をする請願や意見書にはとうていついていけませんでした。

5 3月議会の時のガイドライン反対は私なりに解釈して結論をだせたが、6月議会でも再び2月の新聞を元にした成田空港軍事化反対発議は非常な奇妙さを感じました。しかもまた共産党、緑風会(自民党、旧社会党支持者)の発議案です。政治的にも一致しない者たちの協同作業です。私はこの発議案が住民の利害関係をベースにするので住民から話を聞き時間をかける継続審議を提案しましたが否決されました。

 

私の一般質問

1(質問)町外の病院へ行くバスの運行計画は

 栄町の「第1、2次基本計画・輝く未来さかえ5か年計画」の目玉であった医療体制の充実が挫折した今、町は高齢者が町外の医療施設に行く手段を作り出すべきと思うが、町外のいくつかの医療施設へ行くバス運行をどのように考えるか。またバス運行の障壁は何か。

(答)全く考えていない。

(再質問)今年の1月初頭、運輸省は乗り合いバスの運行をそこに住む住民を考慮して見直そうと通達を出した。もう少しそこを勉強して、もう少しバス会社と話し合いをすべき。特に日医大へのバスの便を考えるべき。

(答)南が丘へ行く循環バスを小林駅に伸ばし、そこで日医大へいくバスと接続させる可能性はある。

(感想)町長はもうすっかり病院誘致のことなど頭にない様子には寂しい限り。

 

2(質問)5万人体制時の水源の確保の進捗状況

 5万人体制の町づくり計画に対応して上水道が不足するとして水源を確保する動きを今まではとってきたが、その進捗状況はいかに。またその計画に変更を考えているのか。

(答)現在4万2千人分の水資源は確保している。

(質問)今まで5万人構想の町づくりであったが、最近の各施策の計画推定人口は3万人。その新しい計画では平成22年になっても3万人にならない可能性がある表になっている。それでも上水道の権利のため9億円の権利金を出資している。

(答)水資源権利確保はすぐにはできない。数十年の単位で考えなければならない。今は5万人構想は変えない。

(感想)今後栄町が5万人になるには今新規の5団地造成計画がすべてうまく言っても無理な数値だと思います。構想そのものから変更して新世紀の町づくり構想をすべきだと思います。町村合併を含む考えが必要だと思いました。

 

3(質問)バリヤーフリーの町づくり

 栄町の道路及び公共施設は車椅子や身障者にとって優しい道や施設になっているか。検討をしたことはあるのか。またその検討はどのように生かされているのか。いままでの取り組み方と今後の計画を知らせて欲しい。

(答)既存の道路は変更していない。新規の道路や公共の建物にはバリヤーフリーの考えを取り入れます。

 

解明シリーズ:その一 介護保険制度の質問

 今議会では来年の四月から導入される介護保険の質問が沢山でました。

 介護保険制度は今まで規制に縛られていた医療や福祉に競争原理を取り入れるよい機会です。今までは福祉と言えば行政からの「ほどこし」が中心でした。介護保険制度は従来の医療保険制度を改善するものです。今までは入院治療の必要のない人まで自己負担が少ないので入院し、医療費が非常に増大していたのが現状です。

(質問1)介護サービスは利用者が選べる事になっているが、支給限度額や種類支給限度額を設定するようになった。しかし希望するサービス受けられないのではないか。

(答え)介護保険制度では、訪問・通所サービス、ショートステイについては、給付の上限支給額を設定。ホームヘルプサービス、デイサービス、ショートステイなどのサービスごとの支給限度額を、市町村が条例で定めます。(ここが市町村での格差が生まれるとされる由縁です)

したがって、たとえば最重度の要介護高齢者が一定金額の範囲でホームヘルプ・サービスばかりを利用するということはできません。それぞれのサービスに枠があって、デイサービス、ショートステイ、リハビリなどと組み合わせることになります。

 問題は、サービスの量が不足している自治体では、制度に関わらず、選択は困難となります。福祉政策を取ってきた自治体は提供できるサービスも多くなります。定額払いの給付水準が低いと、サービスも限定されてしまいます。特に、介護保険法では、標準的なサービスが提供できない市町村にあっては、介護保険法に規定されたサービス量を下回る給付しか提供できないことを認めています。その代わり、六十五歳以上の保険料は低減されます。サービス基盤整備の遅れた市町村では、希望するサービスを満足に受けられないという事態も生じます。つまり低い保険料は低いサービスしか提供しないという意味なのです。今までの町の福祉政策がこれから問われることになります。

強大化する会派の論理

 今年になって、奇妙な現象が相次いでいます。緑風会が共産党応援団になり、共産党が緑風会応援団になっています。

 3月議会のガイドライン反対は共産党、緑風会が共同で提出。6月にも成田空港軍事使用反対の請願も共同で出して可決。これだけ見ると緑風会が共産党応援団になったようです。

 反対に通学路の銃規制請願は緑風会の猛反対に共産党が応援しています。わざと共産党を二分して継続審議に持ち込んだり、手の込んだやり方をしているのです。

 また議会だよりは共産党戸田編集長が、緑風会松島議員には自分の討論部分の原稿を書かすなどの配慮をし、反対に私の討論部分は私にことわりも無く戸田編集長が意味不明に書いてしまうなどひどい不公平です(戸田議員に抗議しました。まだ釈明はありません)。両会派がお互いに協力するのは勝手だが、少なくとも「議会だより」は中立的な立場であるべき。両会派結託の悪しき現象の一例。

 通学路での銃規制の請願の際、農業委員等の申出(秋、初夏に銃を使えないと栄町の農業は被害を受ける)を両会派は取り上げ継続審議にしました。請願は初夏や秋に行われる有害鳥獣駆除までやめろと言っていません。請願は11月15日から2月15日までの間はやめて欲しいと言っていたのです。請願と関係ないことを請願よりも重視し農業問題にすり替えて継続審議にし、その関係のないことを審議しないから請願を否決してしまったのです。 委員会では共産党と緑風会が私の議会外の行動(公開質問)を陳謝しろと声を揃え、栄町見聞録に陳謝文を掲載しない場合は審議しないと言うので、不本意ながらしぶしぶ陳謝に一度は同意。しかし、公的な立場の農業委員から申出が出れば公的に議論しあっても何もおかしくないとの住民の意見に励まされて陳謝文掲載を撤回。

 議員個人の動きばかり敵視して住民の願いを聞き届けなかったのが両会派の動き。

 緑風会は「まじめなハンターの権利」を守れと言うが、請願は子供の安全を願ったものです。ハンターの権利を守るために弱者である子供の安全には目をつぶる論理は理解できません。さらに緑風会は栄町の猟友会にマナーを守るようにお願いしたというが、もともと町外から来る法律違反者がいるから子供たちが危険にさらされているのです。猟友会にお願いするならば「子供の安全を守る冬の間のパトロール」などにすべき。

 私は会派誕生の時、緑風会と共産党が組めば何でもできることを予言しました。これからこの両会派は私的公的手段を使って、ちょうど怪文書のように私がいかにひどい議員か宣伝するでしょう。

 この栄町議会が地域ボスや政党のボス(会派の真のボス)のための議会になっています。町民の皆様が目、耳、口を塞いでしまうと町はますますボス支配となります。私は民主的な町を取り戻したいので、嫌われてもあえて聞き苦しいことまでも述べていきます。私の役目は皆様に見えないところ(議会、行政)でおきていることを伝え、その後の判断は皆様ご自身です。

(参考資料)布鎌地区は今年末から休猟区になります

 動物を増やすため3年休んで、その後は猟区にしようという数年ごとのローテーションで休猟になります。この処置は今回の請願とは何等関係ありません。これから3年の間、冬の銃猟は栄町東部に集中するでしょう。

 

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