栄町見聞録45号(臨時議会内容)

よく見て、聞いて、皆で話そう  平成9年12月号 

情報公開条例案を廃案にもっていった時と同じやり方またしても町長は議会決議を無視して再度同じ議案を出し、可決へと持っていった。強引すぎる。今回の場合は共産党議員団に助けられた町長

 昨年の末、栄町は汚職の町として全国的に有名になった。この恥辱をなんとか挽回しようと、有志議員が出した世にもまれな議員発議の情報公開条例は、町長の議決軽視と議員の裏切りにあい、廃案にまで追い込まれたのです。

 それから一年、また同じ状況が栄町議会では作り出されました。今度の議決軽視の主役は昨年と同じ町長、それに新たに日本共産党が加わりました。

 大事な案件は議決を無視してたった7日間でひっくり返りました。

(経緯説明) 最初は収入役経費を削除した補正予算

11月25日議会運営委員会 最初の一般会計補正予算では収入役経費を削除

12月4日定例会資料配布 最初の補正予算を修正し、1億66万1千円とし、696万6千円の増額。その増額はすべて収入役の給与、手当、共済費の合計であった。

12月4日定例会開催 三役、議員も一般職員と同じように給与アップはおかしい、と小生が反対討論。結果は否決となった。(賛否議員名は表面参照)

12月11日臨時議会開催 三役はもとより、議員、一般職の給与アップを削除してきたので賛成しました。可決

町長人事(収入役)否決

 議運で最初に出された補正予算で収入役の経費は削除されていた。定例議会の補正で経費を出してきたので町長のきまぐれとしか考えられない人事と判断し、否決しました。その他8名が否決し、過半数に達したのでこの案件は賛成少数で否決。

(説明及び感想)一週間後、臨時議会を開催する直前、議会運営委員会でこの「ころころ」変わる収入役の経費の理由を聞くと、最後はコンピューターをチェックしていなかったので、口頭で説明したとのこと。しかしコンピューターをチェックしていなかったなどの説明は臨時議会直前の議運での話し、後からの言い訳でしかないと判断。町長のきまぐれ人事の感を更に強く感じました。

 臨時議会で一度拒否された人事案件を一週間もしないうちに再度出し、もしも否決されたら、町長の政治責任はどうとるおつもりかと質問。

 「こんな小さい事で責任などとるつもりはない」と答弁。収入役の人事など町長にとって小さいことなのである。小さい案件であるならば、議会議決を尊重すべきで、一週間で再議同然の方法で出すべきでない。

 拒否されたら何度でも議案として出すと議決軽視の発言。まさにこれは町長が議会議決など尊重するに足らないと発言したも同然。首長としての発言とは思えないさもしい発言だった。

 このような発言の町長に、7日前には反対した共産党の戸田議員が臨時議会で賛成討論までして援護。

 戸田議員は人事は人物で決めるという言い分で、臨時議会では賛成したが、賛成というならば、何故最初の時は反対したのだろう。どうしても小生には理解出来なかった。これは後日彼等の新聞「新さかえ」で発表されるであろう。

 いずれにせよ町長の議案への賛同に共産党の3人が加わり、町長人事案件は臨時議会では可決。共産党次第で否決にもなるし、可決にもなるという局面を見せつけられた。

 今回判明したのは、町長が議会議決など全く尊重しないということ、町長は人の情を利用する高度な政治テクニックをまだまだ利用できるぐらい元気であるということ、共産党が可否の判断権を握ったということ、すべてが新たな展開になってきた。議員が弱すぎる。 油断も隙もない世の中だ。

人事案件の賛否***臨時議会

(賛成)戸田、桜井、高萩、山本、石井、大野、新谷、松島、菅井、川崎、後藤 11名

(反対)中嶋、秋山、山田、野田、加藤、野平  6名

 

一年前と全く同じ

 ちょうど一年前、情報公開条例案提出の時、それまで一緒にやっていた議員が突如、反対に回り、情報公開早期制定に反対し町長を援護。結局再議で廃案に追い込まれた経緯はまだぬくもりを感じられるのに、今回は共産党議員が町長援護にまわりあっけない幕切れとなった。 

 議会終了後、町長が嬉しそうに戸田議員に握手を求めた光景は見たくなかった。

 町長がその権力を維持する努力は理解できる。それに対峠する議員があまりにも弱い。今の栄町議会議員が権力に弱すぎるのが町民を不幸にする。

 議会に魔物が住む。魔物が出ると、長老議員から聞いた言葉がいつも聞こえてくる。「議場には三種類の人間がいる。自分の信念に従う政治家、他人の意思にいいなりになる政治屋、政治を利用する政治業」

「魂が肉体と別れるときよりも、偉いお方が権力と別れるほうがつらいもの」シェークスピア

 

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