栄町見聞録45号(抜粋部分)

よく見て、聞いて、皆で話そう  平成9年12月号 

質問3 大鷲神社前の交通問題に対する町長の方策とは

(回答)バイパスを完成させるように努力している。平成十年には完成する。

(小生の考え)生活環境改善はもとより栄町の計画全体がこのバイパス完成に左右される。(詳細解説下段)

 この問題は藤江町長が町長になる以前からの問題です。広報さかえの12号昭和40年8月号にはすでにこの交通問題は取り上げられておりました。

 題は「栄町安食商店街(路上自主的駐車規制実施についてお知らせ)」です。内容は自主的に商店街の駐車を自粛しよう、そして交通の流れを良くしよう、という呼びかけです。今からちょうど32年前のことです。藤江町長は当時は議会議員でもあり、北辺田小のPTA役員でもあった時です。町長になる7年前のことです。すでにこの頃から栄町のこの商店街の交通問題は指摘されているのです。

 時は変わって平成9年、あれから32年も経った今、栄町は当時の9879名の住民から今では26206名を抱える町になったのす。しかし、この旧町の商店街が抱える交通問題は32年前と同じなのです。

 広報さかえに交通問題が掲載された後の1年後の昭和41年5月には栄町総合計画を町議会が可決。20年後の昭和60年を想定して、総合計画は可決したのです。その中の重要な道路行政を見ると、混雑解消にために利根川土手沿いの道を国道に推薦するとなっています。

 他の計画を見ると、成田から竜角寺を通って安食に入る道を観光道路にするというのが計画を当時の石井町長の計画です。この石井町長の計画は藤江町長の時代に完成。また成田線を電化する計画、竜角寺から成田までのバス路線も計画などがこの昭和41年の石井町長時代に計画されたものです。また布鎌から茨城県へ渡る橋も原形はこの当時の計画にありました。

 このように見ると、こと交通問題に限ってみると、32年も前に当時の町長石井泰助氏が作り上げた計画から一歩も外に出ていません。そしてその計画は綿々と藤江町長に受け継がれ今日まできたのです。

 さて旧商店街の交通問題に戻ってみると、昭和43年に旧役場前の356号線にようやく信号がついた以降、何ひとつ解決を見ぬまま今日まで至っております。

 藤江町長は昭和47年町長に初当選し、公約通り早速、バイパス計画を町長当選後の4ヵ月目の6月議会に提出しています。

 昭和47年9月の広報さかえにはこうあります。

 「バイパス建設を住民の訴えで」と題して、「最近、ダンプの交通量が多くなり、安食の商店街では、交通事故や風圧などで、日夜危険にさらされ、生活の基礎をうばわれつつあります。このような状況により、町に用事のない車両は、町はずれを通過するような、バイパス道路の建設が要望されています。町でも、6月の定例議会でバイパス建設促進協議会が組織され、協議を進めています。バイパス道路は、関門、出津地先、北、中谷、三和、西、印西というように、利根川の堤防を利用するのが最適であると考えられます。このコースは、延長6.5キロメートルにおよび、関門には橋もあるため、これだけの道路や架橋を町の経費だけではとても出来ません。そこで町民が一丸となって、このコースを県道に昇格してもらうようにうったえ、働きかけようということになりました。県道に昇格できれば町でもそれなりの経費はかかりますが架橋も道路整備も県や国の機関が主体となってくれます。すでに部落長さんを通じてお願い致しました署名をもって、一日も早くバイパスが開通してダンプに悩まされない町にするよう、努力しています。」

 昭和48年、藤江町政になって初めての総合計画が出来ました。それによると道路整備はバイパス計画が主体でした。そこでも先ほどの計画を中心に、利根川の堤防沿いの道をバイパスとするとされています。

 昭和49年6月の広報さかえによると町長は風土記の丘の建設状況視察の当時の県知事友納氏にダンプ対策を訴えています。また念願のパイパスは来年に着工となっています。つまり今から23年前のことで 昭和50年8月の広報さかえ「大型車は通行禁止」となったと報じています。

 昭和53年8月の広報さかえ「356号線バイパス着工/富士見橋手前」

 昭和56年ふじみ橋完成。

 今まで過去の藤江町長がいかに栄町を住みやすい町にしようかとの努力を過去の歴史の中から拾いだし、思い起こしてほしいという願いを込めて紹介しました。残念ながら、その後の町長は努力はすれど解決なしの弊塞状態に入っているのではないでしょうか。 (小生の一般質問原稿より)

(町長答弁)平成十年にはバイパスを完成させる。一部に根強い反対があるが、う回路を作る予定。

(感想)佐原から我孫子に抜ける土手沿いの道は栄町と佐原の手前を除いてほぼ完成。不思議なのは、栄町の一部のみ田んぼの中をバイパスが通る。町長の説明によると、土手沿いの道をダンプが通ると、その振動により土手そのものが危険になるので、建設省が建設を不許可にしたとのこと。

(参考文献)広報さかえ(昭和39年から現在まで)、輝く未来さかえ5ヵ年計画、生活広場さかえ(栄え町地域商業化ビジョン)

区長と地域住民の成果

 小生が特定地区の交通問題を取り上げたのはこの地域の交通問題解決なしに栄町全体の発展なしという思いからです。ちょうど同じ時期に旧商店街の区長さんたちが各種調査をして、役場に交通問題改善を申し入れ、既に来年度のバイパス完成の確約を取り付けていました。区長さんたちの努力と実行力に敬服致します。

 

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