栄町見聞録131号 平成21年9月27日発行

12月定例議会の一般質問の答弁で明らかになったこと
●町長は病気であるが業務には支障はない

栄町見聞録131号表

(質問通告)
 休みがちの状態で、町長の仕事をどのようこなしているのか
(事前通告内容)
1 町民23500人の奉仕者である町長が昨年の後半から体調を崩して休みがちである。議会日程もこの一年、町長の体調に気遣って調整してきた。激務といわれる町長の仕事を、休んでいる時には誰がどのように行
っているのか。
2 町外で行う町長しかできない仕事の場に出席せずに町長の仕事を果たしているのか。代理でも構わない場合と、町長しか出られない場合があるが、この一年間、町長しか出られない会議に出ることがかなわなかった場合、町民に不利益を与えないようにするにはどのようにしているのか。

質問の背景
 川崎町長が健康を害して一年。その間、職員、議会、県や他市町村の公的な人々が協力してきた。しかし町長の健康状態が町民に正確に伝わらないので噂が横行してきた。
 以前、議会で健康状態を尋ねた議員に対し、町長はプライバシーのことには答えないと答弁したが、いよいよ公的な事に支障が出てきたので質問を試みた。
 地方自治法では首長が町に不在でも所在が分かり、意志が通じる状態であれば首長の仕事はできるとのこと。

 町長は休みがちだが、政治的混乱は生じていない
 私はこの一年、それまでと同じように気がついたことを町長に直接要望してきた。町長が在庁している時間を確認する手間だけ余分だったが、こちらが少々気を使えば町長が休みがちでも困ったことはない。むしろ無駄話などせず、要点を話しあえたと思っている。例えば、緑道の再舗装、ふれプラのトイレを高齢者用に改修すべき、ふれプラ前の木々の整備、公的敷地利用時の契約書の整備など具体例を挙げればきりがないが、多くのことをそれまでと同じように改善を要望した。そして実現させてきた。いくら町長が休みがちでも当たり前の町長と議員の関係を続けてきたが、困ったことも出てきた。

他市町村と構成する組合議会で組合議会議員に質問された時には困った
 私は栄町議会を代表して印西地区環境整備組合議会(印西、白井、栄、印旛、本埜の4市町村のゴミ処理合同事業議会)に出席しているが、他市の議員に川崎町長の欠席を叱責された。210億円でゴミ処理設備を改修する計画の是非を巡って議論している時に議会を休むことに対する叱責だ。

 町中の仕事は職員が町長の代行で事足りるが、町外には町長にしかできない仕事がある。 多くの場合、現在の町長の体調を理解して貰い、県や近隣他市町村から出向いて頂き、公務をこなしているという。

(感想)
 誰でも病気はする。公務に支障がなければ、叱責するより助け合うことが必要だ。私の質問はきっと町長は聞きたくなかったであろう。しかし町民の多くが、また議員が知りたいことを聞くのが議員の義務でもある。確かに町長は体調不調だ。私は体調不調の人の仕事をとやかく叱責するよりも、どれだけ体調不調の人を補えるかを問われていると感じている。体調不調は天が与えた試練。そのような人を周りの人がどのように助けるかが、天が我々に与えた試練だ。今回、町長は体調不調でも業務に支障はないと断言した。議員と職員の合同忘年会に出席し歓談もした。元気さを取り戻しつつある状態なのは確かだと思う。

(思い出したこと)
 今の状況とはまるで違うが、かなり前、自民党の組織的な選挙法違反で栄町に警察権力が介入した時、当時の町長は我々に知らせぬ場所に潜伏してしまった。それを議会で追求したが、意志が伝われば、町長の執務には問題ないと当時の補佐役は説明した。それでも首長として公務は続けられるのかと驚いたことを思い出した。

自治体首長は県知事にも止められぬ権力を持つ

 首長の権力を見せつける事件が先月隣の本埜村で起きた。議会を首長の権限で解散し、議員選挙をさせ、結果が首長に不利と出たので、初議会を招集せず、自村のみならず周辺にも迷惑をかけている。罰則もないので県知事も何もできない。隣村の首長の行為が周辺自治体にも影響を与えるので、下記の手紙を印西市長に出した。首長が地方自治法違反し、その罰則規定もないから何でも出来ると思ったら大間違いだ。

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隣の本埜村の首長がおかしなことをすると栄町や近隣市町村で影響が出てくる事例 = 手紙を出したその内容)

 平成21年12月19日

送付先:印西地区環境整備事業組合管理者及び
副管理者の皆様、一部組合議会議長

送付者:印西地区環境整備事業組合 議会選出監査 野田泰博

 当該組合議会監査として正副管理者及び議会議長にお伝えしたい儀がありここにご連絡申し上げます。当該組合議会は昨年より本格的に、管理者側より提示された焼却設備老朽化による新規建て直しの検討に入っております。当該組合議会も議会及び全員協議会などで管理者より提示された件につき検討を開始しております。当初予定していた11月の全員協議会が本埜村選出議員2名が欠員のために延期になりました。これは当該組合副管理者である本埜村村長が自村の議会を開催しないために2名の当該組合議員を選出出来ない事が原因であります。地方自治法を無視している当該組合の副管理者は当該組合議会、強いていえば地区内17万人をも愚弄している行為であるとしか思えません。組合管理者の立場として、本埜村からの副管理者(村長)の行為に対して抗議をしたのでしょうか。本埜村の村長であり当該組合副管理者に対して、管理者の立場で指導し、文書で抗議すべき内容と思います。早急に対処されたく存じます。 以上

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本埜村長が栄町と他の近隣市町村民に与える影響

議会を招集しない本埜村長

  隣の本埜村に異変が起きている。村長が議会を解散して議員の選挙をしたが、選挙後にも議会を招集しない状態が続いている。県も地方自治法違反なので議会を招集しろと再三要求するも村長は開催しない。
 本埜村では議員になっても議会もないし、委員会もない。有権者を無視した村長の行為に皆あぜんとしている。その影響が栄町や近隣市町に出ている。

印西市長が管理者、白井、栄、印旛、本埜の首長は副管理者
 川崎町長(副管理者)は印西地区環境整備組合議会に体調不調で欠席した。それを組合議会の議員が議場で叱責した。理由は210億円もかかると試算される印西クリーンセンター改修事業の説明議会に副管理者が出席しないことを無責任と叱責した。副管理者としての責任を問うたものだ。

本埜からの議員がいない
 この議会は白井、印西、栄、印旛、本埜から2名づつ議員が出て一部組合議会を構成しているが、今は本埜から誰一人選ばれていない。なぜならば本埜で議員選挙後の議会を村長が招集しないから、他市町村との一部組合議会議員を出せないのだ。これは管理者として本埜村長の怠慢である。

印西地区環境整備事業組合議会で全員協議会が開けない
 このような怠慢管理者が計画する210億円の原資は2市1町2村の住民の税金なのだ。だから詳細を検討するために一部組合の議員で11月には全員協議会を開こうと計画していた。本埜村議会が村長に解散させられたので、本埜村の議
員抜きでの全員協議会は開催できない。

首長の犯罪
 一部組合議会にも影響を与える副管理者であり本埜村長の行為は、管理者として責任を果たしているとは思えない。管理者である正管理者の印西市長は早急に本埜村から議員を出すように文書で本埜村長に催促状を出すべきだと事務局に電話で連絡した。またこの組合議会議長にも文書で議員選出を要請して欲しいと依頼した。
 首長がやることをやらねば本埜村民だけにとどまらず一部組合を構成する近隣市町村の17万人の住民に不利益を与えるのだ。本埜村長が議会も開催せずに一部組合に議員を送り込まない行為は、川崎町長が副管理者として体調不調のため議会を休んだのとは比べものにならないくらいに悪い影響を近隣市町村民に与える。

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平成21年第4回栄町議会議案

議案1一般職職員の給与改正        賛成多数
議案2栄町長の給与改正          賛成多数
議案3栄町長と一般職の給与の特例     全員賛成
 職員の冬の一時金支給のために、12月議会の開催を早めた。職員の給与はリーマンショックで急速に不況になった世相を反映し、一時金支給率は大幅に下がった。4ヶ月前に決めた夏の一時金の支給率はあくまで暫定的に決められたので、冬の一時金で年間の支給率を調整する。国と県の人事院会の勧告に基づき議案となった。
 栄町では他市町村に先駆けて平成17年度から財政健全化の一環として地域手当を廃止してきた。ここに来て、人事院勧告どおり給与の減額を行うと職員の給与は他の市町村と比べ大幅に減じられることとなった。そこで今までの「地域手当を無くす特例」を止め、他市町村とのバランスをとることとなった。
 先進的な財政健全化計画も世の中の急激な変化で、やはり人事院勧告に準じなければならなくなってしまった。

議案4 職員の勤務時間休暇等一部改正条例     全員賛成
議案5 職員の育児休業等の条例改正        全員賛成

 国や県は職員の勤務時間を改正したため、一日15分の短縮となった。

議案6 栄町青年館の設置管理条例改正       全員賛成
 矢口青年館を地縁法人化するために地域へ売却した。そのため町の財産管理からはずした。

議案7 財産の減額譲渡              全員賛成
 竜角寺台自治会が防災のために使用していた町の土地約687平方メートルを686万円で自治会に売却することとなった。この額は地価の半額だが、自治会が自治コミュニティ活動の拠点としていくので地価の半額でもよいと議会は了解した。

議案8 土地の取得について            全員賛成
 風土記の丘にある岩屋古墳の北側8761平方キロメートルを公有化するために国が8割、県が1割、町が1割を拠出し購入することとなった。総額約789万円だが、町の負担はその一割となる。

議案9平成21年度一般会計補正第4号        賛成多数
議案10平成21年度国民健康保険特別会計補正第2号  全員賛成
 今回の補正で特に気になった点は、職員の一時金支給のための補正額と新型インフルエンザワクチン接種のための国の緊急対策事業の補正額であった。予防接種のために予防費総額967万円を計上した。これは国が定めたワクチン優先接種のための計上で、国が約7割負担、町は3割負担であった。

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止まない役場職員の窃盗
 役場職員のほとんどが真面目に務めているが、あざ笑うがごとく役場内で金銭の盗難事件が再発した。モラルを厳しく指導しても金を盗む職員がいる。過去の町長、藤江氏と大野氏、そして川崎町長の三代の町長が金銭盗難事件で謝罪している。
 今回の事件が過去のそれと違うのは、同僚が使い込みを知りながら、退職金を貰うまで黙っていた点と処分は第三者処分委員会が行った点だ。
 今年の9月議会で私一人が反対した議案「第三者による処分委員会設置条例」の時、私は職員の処分は町長の責任で決めるべきと反対討論をした。今回の窃盗は同僚も知っていて報告を怠ったので、組織的隠ぺいである。今からでも遅くない、退職金を返還請求すべきである。裁判も辞さないと相手に伝えて返納をさせるべきだ。

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2009年12月9日(ブログより部分抜粋)

【10年遅れた成田市と千葉県、羽田空港にも欧州便の記事】
 民主党政権が誕生し、かねてからの計画を引き継いだため羽田空港が東京、日本のメイン空港として表に浮上してきた。慌てた成田市、千葉県知事、成田市を取り囲む市町村がこぞって、民主党の国土交通省大臣前原氏にクレームしはじめた。しかし、これは10年前から予測されていたことだ。当時成田市長の小川国彦氏が成田空港圏として、航空機進入路の真下の自治体から栄町まで12市町村を成田市として合併しようとした。成田市議会は反対し、小川さんは市長を辞任した。小川さんは成田空港が24時間空港にならなければ日本の表玄関にならない。それにはまず最初に空港の騒音問題を一元化して解決しなければならない。成田空港がある成田市が国に代わって騒音問題を解決しなければならない。国は市町村がばらばらでネゴしてばらばらな補償をすることの方が簡単なのだ。成田空港が民営化すると、一元化のネゴで騒音問題は解決が早まるのに、成田市議会は成田空港から生まれる権益を独り占めにして豊かになれば良いと思い、多くの市町村とは合併しない方針をたててしまった。その結果、滑走路の数を増やしていた羽田空港は再度国際化に向かって進み始めたのだ。また東京には横田基地があって、近い将来民間空港となる。利用できる空港は増えるばかりなのに、成田空港は相変わらず制限を設けた空港となっている。今更あわててもしょうがない。羽田はじっくり国際化に向かって着実に整備してきたのだから。成田空港は相変わらず権益を自分たちのために使おうとして、どんどん羽田に遅れをとっている。

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ドラゴンカヌーとEボートの違い

EボートのEは everybody のE。誰にでもできるという意味です。

 9月の栄町見聞録130号でドラゴンボートを長門川で行うのは無謀だと紹介しました。その後、ドラゴンカヌーを小学生や中学生に町おこしとして紹介することに熱心な大野信正議員から抗議を受けました。幾人かの人からEボートについても聞かれました。誤解するといけないので、今一度ご説明します。
 カヌー、ドラゴンカヌー、Eボートはどれも、危険ではあり ません。しかしドラゴンカヌーを長門川で行うことは危険です。長門川には昔からこの川で生計を立てる漁業組合があって、川には舟の係留や網を仕掛ける杭≠ェ無数にあります。一人乗りカヌーや Eボートは水面下にある杭にぶつかっても、若干振動が伝わるだけでひっくり返ることはありません。特にEボートは素材がフレキシブルな強化ゴムでできているので、全く問題はありません。それに比べて、ドラゴンカヌーは30人乗りなのでで(約2トンの重量)、硬質のグラスファイバーで出来ている場合が多く、硬質の素材で作られた舟が高速で水中に没した杭に乗り上げた場合は危険と私は言っているのです。
 大野議員が無償で貰ったというドラゴンカヌーは最大級の競技用のカヌーで、子供や初心者が使う二倍もの大きな船です。水遊びをする場合は安全第一を心がけねばなりません。何度か注意を呼びかけましたが、分かりましたというものの、何も聞こえないようです。
 普通のカヌーやEボートは初心者でも、基本さえ守れば長門川で十分楽しめます。カヌーを経験しただけで、大人の競技用ドラゴンカヌーを小学生に広めるのは無謀です。趣味の追求には反対しませんが、ドラゴンカヌーの経験もない人たちが寄附と子供を募ることを先行させるのは町おこしではありません。