栄町見聞録126号 平成20年9月28日発行

栄町監査報告によると

財政健全化への道の入り口にたどり着いた栄町

監査報告の内容

主な項目

見出し

内容

9月定例の主な議題

昨年度の決算認定、本年度の補正予算(布鎌小体育館)

決算審査特別委員会 

三常任委員会(総務、経済建設、教育民生)ごとに審査

野田泰博の一般質問

本定例議会は6名の一般質問

全員協議会

合併検討委員会準備会立上げ、議会報告会のお知らせ

明日づくり研究会6号

議案内容と解説

報告1と2は左欄を参照願います。国が新たな指針を出し、栄町は合格点を得て、とりあえず財政危機を一時脱出。

新方式でみる財政健全化の現状

 国が町の監査に次の2点の報告を議会報告するよう義務付け、財政健全化を推進するようにした。

     栄町監査委員の意見(ほぼ原文どおり)

  1. 平成19年度:一般会計決算額は黒字で、実質赤字比率は算定されず、健全段階にある結果となっている。
  2. 連結実質赤字比率について、昨年度の一般会計、特別会計は黒字で、連結実質赤字比率は算定されず、健全段階にある結果となっている。
  3. 実質公債費比率について、昨年度は14.6%となっており、早期健全化基準の25%と比較するとこれを下回っており、健全段階にある結果となっている。
  4. 将来負担比率について、昨年度は130.4%となっており、早期健全化基準の350%と比較するとこれを下廻っており健全段階にある結果となっている。

  経営健全化審査意見書(監査委員が提出)


    野 田 泰 博 の 感 想

 4年間の緊縮財政は町民の希望もかなり縮小させてしまった。ここにきて、新たな国の財政健全化法律ができ、それに基づいて算定した結果、栄町では指摘する事項はないとされた。しかし、この算定は町民へのサービス、町長はじめ役場職員、議員達の給料、報酬カットという真に身を削る思いをしてここに至ったということを忘れてはならない。まだまだ厳しい財政運営を強いられているのも事実である。 


報告3専決処分報告(母親学級参加者の子どもが負傷)4万7850円。和解成立。

報告4専決処分報告について(除草作業中に住宅窓ガラス破損)2万9400円。和解成立。

(議案1から7までは法改正による町の条例の改正議案です)

議案1公益法人等への職員派遣の条例の一部改正

議案2認可地縁団体印鑑の登録、証明の条例の一部改正

議案3墓地等経営許可に関する条例の一部改正

議案4栄町ひとり親家庭医療費等助成の条例の一部改正(反対・戸田議員一人、賛成多数で可決)

議案5栄町重度心身障害者(児)医療費助成の条例の一部改正

議案6栄町後期高齢者医療の条例の一部改正

議案7栄町国民健康保険税条例の一部改正

(次の議案8から11までは別表参照願います)

議案12号 平成19年度決算認定(下記表参照)

(解説)布鎌小体育館建設  何度もやり直した入札

 原油高騰で鉄骨やコンクリートなど建築資材が高騰したため、予算を組んで入札しても、不調の連続でした。補正予算を二度も組み直してようやく予算化できた。布鎌小体育館の強度は文科省の定めた基準の半分以下に落ちていたので、立て直しが必要。反対1、賛成14で可決。 

10月5日(日)午後2時より

のだやすひろの9月定例議会

  報 告 会

議会報告の前に一町民の報告会を行います

○伝えたい戦争の歴史 シベリア強制抑留

  話す人: 宍戸文雄氏(竜角寺台在住)

  於  : ふれプラ視聴覚室

対話集会ですので気楽に参加して下さい。

(紹介)宍戸氏は終戦後、シベリアのカラカンダの炭坑で2年間抑留生活を強いられ、餓えと寒さの極限の中で生き延び、昭和22年帰国。栄町竜角寺台には平成元年に転居し、現在老人会や自治会でボランティア活動に参加。大正15年生れの82歳。頑固だが、筋をとおすことを大切にしている人。本年9月シベリア墓参でカラカンダまで出向いたことを聞いたので、戦争を知らない人にシベリア強制抑留の話をして欲しいと私・野田が依頼した。

野田泰博の一般質問 役場を町民に解放するには?「公有財産の有効利用と未登記の財産」

(回答)役場を町民に開放するために条例を変更する

質問骨子

町民一人年間35万円を預けている(広報さかえ4月号より)

 私は、町の財産は町民の財産であり、町民が自分達の財産管理を町長にお任せしているという考えに基づき質問します。

 町民が町に年間35万4千円を預けているが、健康で安心して暮らせる町、若年世代が健やかに子育てができる町、活力ある町づくりが計画的に進んで、新たな市街地を整備している町、観光資源が整備されて交流人口が増加していく町、に私たちは暮らしているのでしょうか。これらの言葉はすべて町長の2期目の約束です。

 

5万人の人口のための庁舎を町民に解放したらどうか

(質問)栄町役場庁舎が現在の場所に移り約二〇年が経過。人口が5万人になっても、町役場は耐えうるように建設されたとのこと。今では計画人口3万人にも達することは困難です。したがって、広い庁舎の一部を町民もしくは民間に貸し出すことは検討可能ですか。

(回答)他市町村は庁舎が狭くなるとプレハブ庁舎を増設しているが、栄町は今はその必要はない。しかしそれほどゆとりがあるわけではないが空きスペースを作ることは可能。庁舎の一部を解放して町民に貸し出すことは、2年前に地方自治法改正で、有効利用が可能となった。年内に条例を改正して使えるように整備したい。

(再質問)ふれプラなどの施設の中で現在使用されていない部屋の使い道を検討すべきです。本来の使用方法から物置になっていたり、本来の使い道からはずれているケースもある。これは町民の財産をムダにしている。

(回答)工作室やOAルームなどは他が使えない時に使っている。遊悠亭のお風呂場や脱衣場は物置にしている。

(再質問)風呂等も使えるようにするのか。町は箱ものを作るばかりで、修繕費などは少ない。財産の管理という観点から、使い道を見直すための委員会などを設置すべき。また小中学校の余った教室の有効利用も早急に検討すべき。学校施設利用を既得権で貸し出すのは再度見直すべき。

 

未登記の財産について

(質問)未登記の財産は存在するのか。

(回答)存在する。現在2699平方メートル存在している。

(再質問)町有地不動産の処分計画、いわゆる年度予算と決算の不動産売払収入はかなり変動しているが、計画的な処分がなされているのか。

(回答)町有地売却は予算収入不足の時には売却するが、ぎりぎりまで資産として保全していくのが建前。

(再質問)町の資産を知るには資産評価表が必要だ。早く作って欲しい。いつ出せるか。

(回答)遅くとも平成23年9月までには出せる。

(再質問)土地などの売却には周辺自治会などと話し合って、トラブルを避けて下さい。

(回答)事前に相談します。

(私の感想)

 町長は町民の資産を預かっている。財調基金ばかりが、町の預金だけでない。町の資産がどのくらいあるかを知るためには資産の数値化(バランスシート)が必要である。「金がない」という前に、資産を数値化すべき。

 以前、議会で「昨日今日来た奴らに好き勝手にされてたまるか」といわれたことがあった。その言葉に即座に感情的に反発してしまった。今頃になってその言葉を理解する場面に出くわしている。先頃も友人が隣町に引っ越すという。先祖伝来の土地から動けない人からすると、簡単に動ける人

に違和感を感じてしまうのだろう。

 この町の人口を増やすには、今この町に住んでいる人が自分の町から動きたくないという気持ちにさせねばならない。

 私はそのためには「金がない」という言葉を禁句にしなければいけないと思う。その言葉は「私には知恵がない」と言っているようなものだから。

 4年前、5億円あるべき財政調整基金が180万円しかなかった。本当に金がなかったのだ。今、川崎町長になってようやく7千万円になった。町民サービスを削り、町長自ら報酬を削り、職員や議員も身を削った。しかし、今年から国の方針で導入された新しい財政監査方式で、監査は栄町は財政健全化への方向にあるとの報告を出した。これからは町民に積極的に希望を与える町政にするのも、町長、議会の役割りだ。

 


都市再生整備計画  栄町安食・布鎌地区整備方針

              (平成20年9月18日議会で議員に配布)

       ○目標=安全で安心な活力ある共生社会の実現

代表的な指標

道路整備要望件数の解消数:平成18年79件を平成24年に59件にする

交通事故発生件数    :平成18年76件を平成24年に68件にする

地震災害時避難者収容充足率(布鎌地区):平成19年度23.07%を平成24年度に25.66%にす 議会の最終日に配布された都市再生整備計画は平成24年度を目標にした都市づくりの資料だった。道路整備12本、2億3200万円、防犯灯は5箇所(ゴルフ場入り口、木塚入り口、ふれプラ近辺、安食小体育館前道路、北辺田小近辺)などに2百万円。布鎌小体育館解体1千万円、事業の効果分析調査に1千万円、合計2億5400万円を充てている。この計画及び、今後の計画について変更もしくは新たな計画が加わった場合には報告します。

この計画だけで明日の栄町を見るには、はなはだ無理がある。しかし、合併も視野に入れての未来図を町民に知らせることは必要なことであると考え、町づくりのための一つの方策として、入手した資料は前広に紹介していく。詳細は報告会で配布する予定。

合併を考える議員の会の始動

 あと一年半後の平成二十二年春に第二次合併への道が決まる。町長もご自分の公約もあるので、積極的に成田空港圏の近隣市町の首長と方針などを確認し合い、要望書などを成田市長に出している。私たち議会議員もただ手をこまねいて成り行き任せにせず、この5月より新たな栄町議会議員のメンバーで今後のことを話し合う会合を重ねている。議会議員は議会として行動しなければならないので、議会で議題として結論を出さねば意味がない。議会として合併にどのように取り組むかを年内にはお知らせできる予定である。

 

議員数は多すぎる、報酬も減額せよとの町民の手紙が届く

 「議員定数を2名減じたのではダメ、報酬も昨年までは5%減じていたが、元に戻ったのは非常識。福島県の矢祭町のように日額制にしている議会もある。町民として素朴な疑問なので対応をすべき」という手紙が町民二名(安食台在住)から議長と町長宛に届いた。議員全員に配布され、議長が返信する事になった。

(私の意見)2年前、定数と報酬を特別委員会で一年かけて全員で検討した。結果は定数削減なし、報酬減額5%の時限立法となった(報告済)。その後、議会では、選挙直前に定数2名減、報酬5%減の時限立法の非継続を決めた。

 矢祭町の報酬は一日3万円の日額制で定例会、臨時議会、委員会、町の行事、その他議長が認めた会合に出席する場合は日額を支払うことにしている。栄町にはない費用弁償もある。議員名を10名にし、町民7千人、職員58人で町を支えている。

 町民7千人が親類縁者でひとつの同郷を支える土地だからこそできる技だ。

 10名の議員ではボス支配になる。もしも矢祭町の良いところを真似するなら、日額制(3万円ではなく、1万円程度)で議員数を倍増すべきと思う。

 

野田議員は何故民主党ではないのか、見聞録にその理由を書けとの要望が再び届いた

 既に何度か見聞録で報告したが、再度伝えます。

 昨年の県議会議員選挙に民主党から出馬し、敗退した直後、選挙区の民主党支部長が私の敗北理由は「会社を辞めなかったから」と評した。

 私は県議会議員選挙準備のために、会社は休んでいた。私の会社社長は「サラリーマンでも自分の手の届く範囲の政治に納税者として参加しよう」という私の信条を理解し、特別な配慮で議会議員であることを許し、選挙の終わる迄は在籍の状態にしてくれていた。支部長の忠告を聞かなかったことが落選の原因と判断されたのだから、私はけじめをつけた。民主党は今後、一有権者として応援していく。