栄町見聞録第109号 2004年5月16日発行

栄町見聞録109号の表はここをクリックして下さい。 栄町見聞録109号裏

石井議長と薫風新風発行議員、公明党議員は

最初から新町長の人事案件拒絶

 

初議会から議長による町長案拒否

 5月6日に3月選挙で当選した議員による初議会が開催された。初議会で行われる正副議長の選出や所属常任委員会の決定後、監査人事案件が出されたが、議長が川崎町長の人事案件に反対したことで否決となった。私が知る限りでは、初議会で人事案件が議長の反対により否決されたというのは初めて。石井新議長は最初から川崎町長に反対する行動に出た事は注目すべき出来事であった。

前大野町長を支持した薫風新風発行議員による川崎町長案の拒絶

 川崎さんは大野前町長を1311票もの大差で破った。しかし最初の人事案件は否決された。否決した議員は以前、新風や薫風を発行していた議員たちと公明党染谷議員、新人の藤崎議員であった。

 この人事案件とは町長が監査(4年前は石井議員)として金島議員を選任したもの。通常、人事案件は町長が提出する案件の中でも、議論や討論を許さずに議決するもの。普通の案件は反対の場合、議会側で対案を用意することもできますが、こと人事案件に関しては町長の選任として議会側は対案を用意できない。

 

 

(感想) 対案を用意できないものを議長の判断で否決に導いたのは、議長として大変な決断をしたと思った。歴代の議長もしなかった行動だ。議長が町長への挑戦状を最初から出したようなもの。これからは緊張関係が続く議会運営になるであろう。

 石井議長は議長選の直前、対立抗争を無くして円滑な議会運営を目指すので議長に選んで欲しいと皆に訴えた。議長になるや最初から町長へ対抗姿勢を明らかにした。石井議長の町議員選挙の公約は「交流力と協働」。選挙広告には「議会活動は住民と行政を結ぶ架け橋であって、住民の願いを実現へと変えていく大切な活動」。言う事と行動があまりにも違う。

(参考)4年前に石井議員が大野町長から監査を選任された際、私は反対した。金島議員は石井議員の監査には賛成していた。その時は10対6で可決。石井議員が監査の時、代表監査が病欠した。本来ならば石井議員が監査報告すべきなのに書面配付だけだった。栄町は監査報告のない自治体となった。議長となって監査を自分の賛否で可否が決まる時に否決した行動は私には解せない。石井議長は金島議員の資質をうんぬん言える立場でもない。金島議員は石井議員の時は賛成したので金島議員への遺恨でもない。唯一考えられるとしたならば、やはり町長への対立か遺恨を明確にしたのだろう。町民はそのような議会を望まないはずだ。

(初議会コメント)

 新風薫風議員と公明党議員の結束は非常に強い。3月の選挙の前には薫風は一人減り二人減りという状態。選挙結果で反新風薫風議員との人数が6人から9人になったが、くじ引きで議長が石井議長になると完全に息を吹き返した。選挙結果から見ると新風薫風議員とその支持議員の結束は町民のためにはならないと信じているが、川崎町政には逆風になる。合併に向けて議会が役割を果たさねばならない時期に民意を無視したやり方をすれば、栄町は合併でまたもや一歩も二歩も後退する。住民の良識が鍵となるだろう。

三月議会で可決した予算の総額は約118億円(前町長の予算)右参照

 川崎新町長が予算を補正で変えられる範囲

 町長選挙の前に平成16年度の予算が議会議決された。私は3月議会の時点では反対した。反対理由は合併を念頭にしていない予算だったから。少しも栄町の財政負担の軽減を図ろうとしておらず、債務負担行為という将来への借金で箱もの(布鎌に温泉プール付き)建設計画を遂行する予算だった。

 3月の町長選挙で川崎さんが若い現職、しかも一番磐石な二期目の現職首長に大差で勝ったのは合併を推進するかどうかを町民が判断した結果とみている。6月定例議会の見どころは前町長が作った予算をどのように補正を組んで変えていくかだ。また7月には川崎さんが町民の付託に応えるため、役場内の新体制を発足させるだろう。その為には組織替えとそれに伴う人事異動が予想される。現行の業務を円滑に遂行しながら組織替え、人事異動はリスクを伴うので段階的に行われるが、その組織替えも住民は注目しなければならない。

栄町平成維新

 

 栄町は藤江前々町長が作った路線を通算32年も走ってきた。この春にその後継者の大野前町長が破れ、初めて新路線が誕生した。これは栄町の歴史上画期的なこと。大きく変わることを町民は期待している証拠である。栄町平成維新と呼んでも過言ではない。

 藤江前々町長はそのカリスマ的存在で多くの人を魅了してきた。時代を先取りして栄町を改革してきた。しかし時代の進み方の方が早く、彼を追い越してしまった。選挙後の5月の初議会には藤江前々町長も傍聴していた。85才になってもまだまだ栄町の事が気になるのであろう。数年前の私の合併に関する一般質問の時、「合併などすれば議員でいられなくなる」という藤江前々町長に対し、私は「自分の事ばかり考える姑息な議員はここには一人もいない」と大見得を切ったのを思い出した。

 川崎新町長が成田市との合併を第一目標において選挙を勝ち取ったからには、これから役場人事でどのような人材を登用して配置するのか注目に値する。また変革に伴う予算も補正予算で組み換えることになる。

主な事業4.7億円

 右の平成16年度の主な事業説明は前町長が作ったもの。戦略事業、新規事業、臨時事業の三段階がある。合計金額はわずか4.7億円。年間118億円の総予算で、投資できる費用は5億円にも満たない。因に栄町の半分の大榮町でさえ、投資的経費は栄町より2億円も多い。栄町の3分の一の下総町の投資的経費は金額では栄町と同程度。ところが成田市は123億円以上で一般会計予算の約29%が投資的経費。

 栄町では毎年の借金の返済額は16億円以上あるが、借金の返済額の3分の一しか投資的経費に充てられない。右表のように栄町は投資的経費が近隣他市町と比べて最悪な状態となってきた。このようになったのは既に15年前からの無理な投資が発端であった。これでもまだ布鎌に温水プール付き保健センターを建設しようとしていたのだから驚いた。保健センターならば議員も反対しにくいと思ったのだろうか、このようなやり方はこれからは通用しない。川崎さんはそれを阻止したのだから平成維新と言える。皆様はどう思われますか。

川崎さんも苦労する補正

 

 これから本格的に川崎予算案が組まれてくるでしょう。しかし、どのくらい捻出できるか疑問。合併を目標とするならば、これからかなり絞り込む予算づくりが必要とされる。

 本格的に川崎町長が采配を振うのは来年以降になる。

 

川崎町長の公約のひとつ実現        朝日新聞2004.5.10

栄町長車をオークション 冷やかしはお断り   オークションにかけられる栄町の町長専用車

 栄町が町長専用の公用車をオークションにかけて、売却することにし、申し込みの受け付けを始めた。98年5月に新車で購入した日産シーマ(4130CC)で、60万円から競りを始め、最高価格を提示した人が落札する。今年3月に初当選した川崎吉則町長が町長車廃止を公約にあげていた。

 走行距離は約9万7千キロ、色は黒で、カーナビや7インチ画面のテレビなどが付いている。町財産管理室は「丁寧に使っています」と話し、中古市場では110万円以上はするという。ただ、00年5月にひょう被害を受けて、ドアや屋根を取り換えているため、最低制限価格を60万円に設定した。競りにしたのは「町の収入にするので、少しでも売却益を増やしたいから」(同室)。川崎町長は専用車廃止について、「みんなが平等に力を合わせて仕事をする象徴にしたい」と話している。

 公用の乗用車は残り4台となり、必要があれば、町長や議長、町幹部らが共用するという。オークションは今月30日で、申し込みは21日に締め切られる。同町内に住んでいなくても申し込める。冷やかしで競りに参加するのを防ぐため、入札保証金として自分が提示できる金額の5%を納めてもらうほか、売買代金は落札後、直ちに現金で支払ってもらう。24日に入札説明会があり、車を見学できる。すでに「息子に買ってあげたい」という母親らから問い合わせが来ているという。

お知らせ

1 裁判の件

 栄町及び大野元町長、藤崎元助役、栄町議会、松島元議運委員長、藤村議員、大澤議員等を訴えた裁判はいよいよ5月中に訴状が送付され、6月中旬頃より始ります。 原告 野田泰博

2 6月定例議会

 日時 6月8日から  請願陳情などは5月20日頃迄には議会事務局へ提出して下さい。

Indexに戻る