栄町見聞録第100号 2003年10月26日発行

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百号記念特集 合併で拓く未来の栄町

何等かの町民の意思表示が必要

嘆願書署名運動開始と決定

 

 成田市との合併を模索する近隣市町の議員や合併を推進する他町の方にお越し願って、成田市との合併について話しあう機会を作りました。多くの質問が寄せられましたが、飛入り参加の栄町民が合併はもう少し積極的に動くべきだ、議会も動かないならば町民が何等かの行動をとらねばならないと檄を飛ばし、多くの拍手を得ていました。会議の後、「成田市長、成田市議会議長への嘆願書」を行うことを、町民を交えた有志で決めました。

 

11年半議会を見続けた

妻からのメッセージ

 

 

 8月31日早朝の無言電話を皮切りに、この一ヶ月間信じられない出来事の連続でした。それまでにも何度か無言電話はありましたが、まして無言電話の主が助役とわかった時はその卑劣な手段にただ呆然としました。

 夫は悩んだ末、助役に確認をとり、何故無言電話をしたのか聞き出そうとしましたが明かしません。そしてその動機が何と本議会で延々と披露されたのでした。

 質疑応答でまず山本議員が口火を切り、6人の役場執行部と10人の議員が次々とまるでシナリオの如く夫を罵倒し、栄町見聞録はいかにでたらめかを強調しました。そして助役を悲劇の主人公に仕立て、止むに止まれぬ行為として犯罪であるはずの無言電話を正当化しようとしたのです。

 本議会以前に行われた委員会の席上、助役は被害者である夫の名前も言わず、議員と町民の皆さんにと謝罪したことに夫は納得できず、本議会での正式謝罪を求めていました。私も助役が二度とこのようなことはしないと反省してくれたか確かめるために傍聴していました。ところがまるで夫が裁判で被告人にでもなったかのようにすり替えられたのでした。

 前回の栄町見聞録の中で役場の危機管理対応能力を批判したことに、執行部は次々に弁明し、見聞録はでたらめだと反論したのです。しかしそれらは正に的外れ。夫が批判したのは、何か危機があった時に真っ先に行う初期消火を指していました。「役場はひた隠し、かえって事態を悪化させ、その後こんな風に処理し、予防していると云っても遅すぎる」と言っているのです。今回の無言電話の件も然りです。その日に助役が家にお詫びに来ればお仕舞いだったのに・・・。役場の誠意のなさは民間ではとても通じません。

 私が助役の言葉の中で一番許せないのは、議員を自分の思うような議員に教育し、改造しようとしている点でした。このように議員を目下に見るような役場の体質こそ問題なのです。議員とは住民によって選挙で選ばれた住民の代表です。議員は町がもっと住み易くなるよう住民のパイプ役となり、町に要望したり、町を批判し改善を求めます。そして最も重要な仕事は議会で町政をチェックすることです。

 役場職員は住民の代表である議員に対し敬意を表し、たとえ辛口な批判をされても甘んじて受けねばならないと思います。そしてそれをバネにプラスへ転じるよう努力すべきです。もし誤解や間違いがあったり、納得がいかなかったら即本人に申し出るべきです。今まで夫は栄町見聞録の間違いを指摘された場合、必ず訂正文とお詫び文を載せていました。

 役場職員の中には町の為、町民の為と日夜努力している立派な方々もおられます。そういう方々をお手本に全職員、自らの保身ではなく町民の奉仕者としての自覚を持って仕事に取り組んでいただきたいと思います。

 次に反対者を封じ込めようとエスカレートして行く恐るべき懲罰動議に私は驚愕しました。松島、大澤、藤村議員が提出した教育基本法改正意見書に反対討論を行った夫に懲罰動議が出され、夫が弁明したにも拘わらず陳謝文を読み上げるよう可決されました。夫は右傾化させようとする教育基本法改正意見書を危惧し猛反発したため気合いが入り過ぎあのような表現になってしまいましたが、全文の流れが理解できれば懲罰動議の対象になるようなものでないことに気付くでしょう。むしろこういった懲罰動議を出すことで、右傾化をぼやかそうとすることの方が問題だと思います。夫は無罪を主張し陳謝文の読み上げを拒否すると、議決を守らないことに再び新たな懲罰動議がだされました。

 山田、秋山、金島、高萩、桜井議員が懲罰動議に反対する討論を述べてくれましたが多数決では及びません。二度目の陳謝文も無罪を理由に読み上げを拒否したら、次は懲罰議員に対し、出席停止期間に対する報酬カットの条例を作り可決させたではありませんか。何と云う数の暴力でしょう。これは正に恐怖政治の始まりのようでした。

 今までにも町政を批判する議員達に対し、町長応援団の議員達は一丸となって一人づつ執拗にいじめてきました。町政を左右する神聖であるべきはずの議会にこのような議員達が横行しているようでは健全な議会など到底望めません。しかしこういう議員を選んだのは他ならぬ住民なのです。

 今こそ住民の意志決定する選挙がいかに大切なものか再確認しなければならないと強く感じた次第です。

 住民は自分達が選んだ議員がどんな議案に賛成し、反対するのか注意深く見届けなくてはいけないのです。勿論議会以外の言動も常に議員としてふさわしいかどうか注視すべきです。無関心と陰で批判だけで行動しないことは現状を支持しているも同然でしょう。

 私はこの11年余りできる限り議会を傍聴してきましたが、これ程ひどい議会は見たことがありません。これを正常化させるには是々非々を言え、圧力に屈しない人が議員に名乗り出てくれることが不可欠です。そして住民一人一人が意識を高め、名乗り出た良識のある方々を積極的に応援し、議会へ送りださねばなりません。

 私達の身近で手の届くところにある町政は各自が良識を持って選挙に臨めばきっと大きく改善されることでしょう。

 私は住民が今こそ目覚め一人一人が町を背負っている位の意識で今の大事な時期を歩んでほしいと思います。

お知らせ

 「栄町見聞録」に具体的に訂正依頼をしてきた方は熊谷、染谷、高萩議員、役場関係者では大澤部長、新村室長。特に大澤部長は「栄町見聞録」を何度か議会答弁に引用していました。また今まで何度も議員の会議中、新風、薫風の議員から見聞録の発行を止めろ、お前が止めたら俺達も止めると言われた。栄町以外では隣の本埜村の総務課から直接訂正の指摘を受け、よく話し合った末、県発表の数値をそのまま利用しては、本埜村民に誤解が生じると解り、その解説も含めて次号で解説文を掲載しました。

 私は間違えることもあります。訂正要求ならば無言電話などでなく、正々堂々と指摘すべきだ。たった二回の無言電話は犯罪ではないと町長は町民に説明しているが回数の問題でない。過去11年間見聞録を発行すると無言電話があり、合計数十回にも達します。今回二回で済んだのは私がリダイヤルしたからだ。今までの無言電話は藤崎氏だった可能性は大きい。金も書類も人も管理できない役場だ。

自分の意思で合併しなければ知事の斡旋で強制合併の危機

 

強制合併は民意など反映できない。千葉県下の栄町の位置付け及び成田市との比較

 栄町の資産は千葉県下で第5番目(一人当りの数値)との記事が毎日新聞に出ていました。

 ご家庭でも町でも一緒ですが、資産だけ見ても負債を見なければ裕福か貧乏か分かりません。また、将来にわたって支払うべき借金を除いた自由になるお金がどの位あるのかも見なければなりません。

 町は借金をして建物や下水道設備など住民生活に必要な施設を作りますが、それを資産として、片や借金(負債)を両天秤して評価すべきです。木更津市の川辺さん(地方自治研究会)が作成し先月、新聞に発表した数値は過去20年間の資産と負債の関係を積上げ、比較したものです。

 片山総務大臣は合併しない場合は、県知事に斡旋の裁量を任せる旨の法案作りをしていると発表しました。これは平成17年3月までに法定合併協議会を作らない自治体を強制合併にも似た形で合併させる法案。そうなると合併は民意でなく、お上のお達しになるです。

 

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参考:資産=資産投資20年間積み上げ(投資資産+積立現在高+次年度繰越資産)、 負債=借金

上記の表は下記のように投資と負債のバランス型で5つに分類できる

自治体経営傾向分析 

作成:川辺伊知郎氏 自治体バランスシートのランキング結果を並べることにより、県内自治体の経営体質に次のような5つの傾向のあることがわかりました。(一部抜粋)

@栄町は一発勝負型でV字直線を描く。投資が多く、債務も多い。借金地獄になるといわれる型。多くの自治体はV字直線を描くが、その谷はあまり深くない方がよい。国からの補助がなければ破産団体に急激に陥る恐れがある。

A勝ち組型という理想的な上位平準直線を描く。投資多く債務は少ない。経営力が優れている、千葉県で一番の理想的な財政状況の町づくりは芝山町。借金もあるが負債が少なく純資産が多い町。

B富津市のように中位平準直線はほどほど型。投資も債務もほどほどで、ある意味手堅い財政。

C茂原市のような下位平準直線は負け組型と呼ばれる町。投資が少ないくせに債務だけ多い不思議な町。経営力なし。

D銚子市のように逆V 字直線型は傍観者型 とよばれ、債務が少 ないのは結構だが、 社会投資も低い。要 するに何もしない町 である。

財政各種比較ランキング

  右上に財政上の比較データを 掲載しました。

まだドアは閉まっていない。電車のドアも閉まりかけても開けてくれる。合併はまだ間に合う。

期限内合併を町長、議会もあきらめた

 大野栄町長は9月議会冒頭で成田市との合併は成田市長のF案(そのうち合併してもいいでしょうという案。大野町長の案でなく、小林市長の案)でいくと宣言。9月20日付けの千葉日報に「期限内合併は困難」「特例債めあての合併はしない」「すべてをお願いますというのは主体性がない」とのコメントを新聞発表。議会も現状のまま静観することを決定。(だから私は栄町議会の合併研究会の幹事を辞任)

住民に問う前に決めた破談話、しかし合併は家(成田市)と家(栄町)の結婚ではない。個人(住民)同士の結婚だ

 合併を結婚にたとえ「双方が納得しなければ結婚できない」と言う。また金持ちが借金のある家と結婚を嫌がる、合併も同じと言う人もいる。確かに相手がノーと言ったら合併は出来ない。大野町長は成田市にイエスと言わせられなかった。栄町の民意は成田市長には伝わっていない。大野町長は口では合併をすすめると言いつつ、合併に対する誠意が全く見られない。合併は本当に結婚と同じか町に借金があっても住民は卑屈になる必要はない。

 結婚は個人と個人の意思によって成立するもの。家と家ではない。成田市との合併を昔の結婚のように家と家の関係に見立てている人が多い。しかし結婚とは個人と個人の合意で成り立つもの。家(町)が金持ちとか貧乏とか関係ない。成田市だって借金は抱えている。空港などの税金が多く入るから、金があるように見えるところもある。

 私達の実生活には、町が裕福とか借金が多いなどはさほど影響を与えない。施設は成田市の方が充実しているのは確か。また多くの栄町民は個人的には成田市に買い物に行き、成田市の商店会を裕福にするのにひと役かっている。それは成田市民からみれば有難いことで、栄町民は成田市民のお客さまだ。だから堂々と成田市民に栄町民の存在意義を訴えてもなんらおかしくない。それを町(家)に金がないからと言って個人的に卑屈になる必要はまったくない。

 今回の合併は裕福とか貧乏などで決めのではなく、広域での政策が将来の地域活性をもたらすかどうかで決めるべき。

成田市長タウンミーティング10月5日 

 成田市長のタウンミーティングは白熱した議論が沸騰。答弁では小林市長の熱き思いが伝わってきた。

 合併は一歩後退二歩前進、首都圏機能が成田にあってもおかしくない、成田市も日本の表玄関がある市なので、首都圏機能や大学、研究所があってもおかしくない、それには最低20万の特例市にすべき、という夢の構想に基づく合併にしたいと熱く語っていた。また具体的に合併した場合のち密な数値をあげ、分りやすい説明を原稿なしで行っていた。栄町とは大分違う。

 小林市長は前述の片山総務大臣の方針を懸念していた。もしも合併しない場合は、県知事の斡旋が動き出す。すると成田市独自の町づくりはできなくなると。

10月15日栄町議会合併研究会

 栄町議員の研究会が開催され、成田市議会議長が栄町で成田市の立場を説明したと報告があった。その席で、我々4名が行っている成田市長への嘆願書について大澤、藤村議員は、「ゲリラ的なやり方」と非難。また熊谷議員は「こんなやり方は住民への侮辱」と激怒。議員控室でも怒り一緒にやろうという金島議員の呼び掛けにも聞く耳持たずの状態。議会が合併には静閑すると結論を出したので、住民要望を満たすために始めたと説明しても無駄であった。

 栄町議会議員の中には合併反対の議員が何人かいる。その方たちが、今は栄町議会は一丸となって合併を進めているのに、この嘆願書は合併を疎外すると一斉に非難。合併反対者が、私達の行為が合併推進を疎外するものと非難するのは矛盾以外何ものでもない。

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