特別委員会委員長報告

平成18年3月7日報告

報告者:野田泰博

 お手元に、議長宛てに提出しました「委員会結果報告書」の写しを配布しておりますが、その内容に基づき、議員定数及び議員報酬等調査検討特別委員会の審議経過並びに結果についてご報告いたします。

本委員会は、町民から提出された請願「栄町議会議員の報酬と議会内の経費の見直し、及び議会議員定数削減のための協議を開始する議会決議を求める請願」を趣旨採択したことをも一つの契機とし、栄町民及び栄町議会にとって最も有益となる「議員定数」及び「議員報酬等」について調査・検討をするため、平成17年第1回定例議会である平成17年3月18日の本会議において、議長を除く議員全員17名の委員で構成により設置されました。以来、臨時を含め全12回に亘り、活発かつ慎重に議論を重ねてきました。

 初めに、議員定数及び議員報酬等の現状について申し上げます。 議員定数は、地方自治法において栄町議会の場合26人を上限とされている中、現在18人と定めています。この定数は、昭和40年第1回定例会において22人から18人に変更されて以来、人口が約9,700人から現在の約24,800人と2.5倍にもなっているが、この間変更することなく現在に至っています。

 議員報酬等は、平成12年6月から費用弁償(日額2,000円)及び旅費日当(日額2,600円)の廃止と合わせ、議員報酬額を10%減額し、現行である議長が32万、副議長が27万、常任委員長及び議会運営委員長が26万、議員が25万となっております。

 なお、平成17年度においては、町財政状況に鑑み、現行報酬額から3%の減額措置を時限的に実施しているところであります。

 このような現状下、議員定数及び議員報酬等を決めるにあたっては、ただ単に、近隣市町村の状況を踏まえた数字合わせ論を展開するのではなく、「議会とは何か、議員とは何か」ということを前提とし且つきちんとした根拠の下、定数及び報酬等の妥当性を根幹に据え、栄町議会としてどうあるべきかを議論いたしました。

 それでは、まず議員定数について審議経過及び結果について申し上げます。

 議員定数については、千葉県内の市町村の状況を踏まえながら、議論した結果、「現状を維持すべき」と「削減すべき」の2案に分かれました。 現状を維持すべきとする意見としては、次のようなものがありました。

現状維持

 

 削減すべきとする意見としては、次のようなものがありました。

削減

 

   以上のような意見の後、委員間で活発な質疑が行われましたので、その主なもののみ申し上げます。

 

   次に、首長が成田との合併を言っているから、議会が合併を前提に進めるというふうな意見は、議会として聞き捨てならない。行政と議会は向いている方向は同じであるが、それは成田との合併ではなく、栄町の財政をどうしたらいいかという点であり、合併を推進させるか自立させるかは別個の議論。定数及び報酬は財政状況に合わせて折れ線グラフみたいに変動させるものではないし、まして予算総額における議会費の割合で減らすというのは安易である。との質疑に対し、

  

   次に、合併に対しどのように考えているのか。との質疑に対し、現時点で合併は政治日程には上っていない。多くの成田市民は、下総、大栄との合併があるため、再度の合併は現時点では考えていないと思う。新しい成田市を作るために、それなりの年数を要することとなる。新成田市ができてから、再度、空港を中心とした中核都市を作ろうというふうな議論が起こってから、また近隣自治体が合併の協議に入って行くことになると思う。従って、いつになるかわからない成田との合併の話を前提とした議論はやりたくない。との応答がありました。

       以上のような議論を経て、先の2案に対し採決した結果、栄町議会議員の定数は『現状を維持する』、すなわち18人とすることと決定いたしました。

 

 続きまして、議員報酬等について、審議経過及び結果について申し上げます。

 

 議員報酬について審議するにあたっては、栄町の議会議員の労務の対価として与えら  れる反対給付として本来必要且つ妥当である額、いわゆる報酬額のスタンダードを決定し、それを踏まえ、現行の報酬額の妥当性を含め審議することとしました。

   

 それでは、まず栄町議会議員の報酬額のスタンダードについて、申し上げます。

初めに、議員報酬額のスタンダードは、「町一般職員の平均給与額」と定めました。その主な

次に、議長報酬のスタンダードは、「町管理職(課長職)の平均給与額」と定めました。

 

  次に、副議長報酬のスタンダードは、「議長報酬額から16〜17%減額した額」と定めました。

   次に、常任委員長及び議会運営委員長のスタンダードは、「議員報酬額に1万円を加えた額」と定めました。

 

   続きまして、ただ今申し上げましたスタンダードを踏まえ、現行報酬額について議論した結果、「現状を維持」、「引き下げ」、「引き上げ」と、意見が分かれました。 

 

現状を維持すべきとした意見としては、次のようなものがありました。

 

引き下げすべきとする意見としては、次のようなものがありました。

 

  以上のような議論を経て、先の3案に対し採決した結果、現行の栄町議会議員の報酬は『現状を維持する』と決定いたしました。 

 

 

 また、現在平成18年3月末まで時限措置により実施している議員報酬額の減額についても本委員会において審議した結果、現行議員の任期である平成20年4月30日まで継続し、且つ削減率を現行の3%から5%に引き上げることと決定いたしました。

 なお、政務調査費等の議員報酬以外の費用については、「支給しない」ことと決定しました。

 以上で、審議経過並びに結果についての報告といたします。